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2008.12.08 そーしき
081208haka
【そーしき】 葬式(儀礼)
 出産や婚姻、葬式といった儀礼は地域ごとに独特の風習があり、島々(集落)における民俗文化といえますが、生活様式の近代化や過疎化から現代風にアレンジされ日々変化しています。
 特に葬式は火葬の一般化と葬儀屋の参入により大きく様変わり(内地化)し、伝承されずに消滅の危機にある風習があるのでそのいくつかを列記してみます。

○ 土葬から火葬に変わったことにより無くなった風習
 いけぇふり:池(埋葬の穴)掘り、やぎょづくり:家形作製、まえじゅくつくり:焼香台作製、まかやどまあみ:真茅苫編、へごきり:ヘゴの切り出し(ヘゴは土中でも繊維が朽ちないため埋められた)

○ 業者(葬儀)屋に委ねることにより無くなった習慣
 しにみず:死水(死者を拭き清める)、ぬりぶねつくり:棺作製、とむねばた:弔い旗、つか:塚、わらじ:草鞋

○ 生活様式の変化等により無くなった習慣
 こしょで:後手(葬式におけるいくつかの仕草を後手で行う)、しじゃらぎ:ヤブニッケイの葉を炙って棺に入れる(匂い消し)、たい:松明(以前は夜が暮れてから出棺していた)、しゅーあみ:潮浴み(現在では海水の代わりに焼酎で手を清める)、みきゃなんか:三日七日(死後3日目、7日目に墓参り行っていたが葬儀の同日に引き寄せて行くようになった)。


 短い間に続いた葬式の作業中に国直や各地域の葬式風習が話題になり、個人的にとても”そーしき”に興味が湧いていたさなか、「奄美琉球の民俗文化~葬送儀礼の外部化を中心に~」と題してタイムリーな講演が村の公民館であり、偶然そこに立ち会う幸運に恵まれました。
 奄美大島体験交流受入協議会主催による”しまコンシェルジェ第6回講座”で行われた琉球大学教授津波高志先生による講演で、地域社会の人々によって行われていた儀礼行為の変化について奄美と琉球の比較を交えた講義でした。
 綿密なフィールドワークに基づく、具体的で詳細なお話は大変興味深く有意義でした。
 先に列記した事例の多くは先生が講演でお話になったことと、田畑千秋先生の著書”奄美の暮らしと儀礼”(名音出身の川畑豊忠翁の口承)からの転記です。
 自分なりの経験と解釈から記述しているので誤解や事実と異なることがあるかもしれません。あしからずご了承願います
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