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2009.12.31 わんふね
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【わんふね】豚骨(正月料理)
 大晦日の晩に食べる年越し料理で、ソフトボール大の大きさにカットされた”うわー”(豚)の”ふぇらぼに”(肩甲骨)や”ゆゆぼに”(大腿骨)と、”つばしゃ”(ツワブキ)や”みすな”(高菜)、”どーこね”(大根)等の野菜を煮込んだ島料理です。
 いつも食べる”やせ”(野菜の煮込)と違って醤油や油は用いず(冷蔵庫の無い時代に保存食であった名残か)少々濃い目の塩味でシンプルに味付けされます。
 子供はもちろん大人でも完食できないほどの大きさの豚肉が特徴的で、大晦日以降も正月中続けて食べられるおせち料理でもあります。


 今年は元旦のやーつきから始まり、奄美ジャングルトレイルの完走、Nag夫婦のウェディングパーティー皆既日食舟漕競争豊年祭どぅんがくんにょりハッピーフォーエバーなどなど・・充実した一年の国直鮮魚店あーんど国直青壮年団でした
 来年が兄ょ家に、くんにょりの皆さんに、もちろん国直鮮魚店をご愛顧いただいた皆さんによいとしでありますよーに願います! ありがっさまりょーた
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2009.12.23 とほ(2)
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【とほ】 タコ(魚貝類) (1)
 八腕形目・マダコ科・ワモンダコ
 同じマダコ科のすがりと共に島んちゅの大好物”島だこ”です。
 昼間は目の前にいても見分けが付かないほど岩の色や形に似せて擬態する”とほ”も、夜になると”あでく”(タコ穴)の中で真っ白になって露に熟睡しています。
 見つけたときは銛で突いたりガギで引っ掛けたり乱暴な扱いをしてはいけません。
 優しく銛先でツンツンとくすぐると「止めてくれ~」と銛に絡まってくるので素手で簡単に傷つけることなく捕獲できます。


 今日は久しぶりの晴天凪海になったので、台風(何号だっけ?)依頼ずっと陸揚げしていたボートを数ヶ月ぶりに浜に下ろして潜りに
 あまりの寒さに意識が飛びそうになったけど、久しぶりのイカ君やタコ君、エビ君との再会でテンションアーップ
 正月まであと一週間、みんなのため正月魚ば獲らんばやー!
2009.12.17 つづん
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【つづん】 鼓(打楽器)
 両面に張った牛革を連結した縄を”つか”と呼ばれる木釘で締めた小型の太鼓で、正確には「つぃづぃん」と発音します。
 島の八月踊りを先導する打楽器で、左手に乗せて右手持った”ばち”(小棒)で叩いてリズムを刻みます。
 国直では女性の列の先頭に立つ熟練者5,6名が叩き、男性が持つことはありません。

 八月踊りの歌詞に度々登場するつづんですが、次の上下の対句は島の各地で最も好んで唄われる歌詞です。

(唄) 打てぃば打ちぶしゃ夜中なる鼓 寄りば寄りぶしゃ加那がお側
    鼓がや打てぃば一里がで響む 我や一里から聞ちど来ゃおたる

(訳) 打てば打つほどに夜鳴りする鼓 寄れば(寄るほどに)寄りたくなる恋人の傍
    鼓を打てば一里までも響く 私も一里向こうから(鼓の音を)聞いて会いに来ました


 つづんは島唄や八月踊りに欠かせない楽器であり、島んちゅの生活に必要不可欠なアイテムです。
 楽器でありながらノロ神の祭事や舟漕競争、運動会、壮行会、結婚式、選挙(?)等々、様々なシチュエーションで島人の心を鼓舞し熱くさせます
 兄ょも遠くからつづんの音が聞こえればじっとしてられません! ウリガシマッチュドー!
2009.12.13 ふりむん(6)
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【ふりむん】 馬鹿者 (1) (2) (3) (4) (5)
 馬鹿者(気がふれた人)という意味の方言で、他にも”ふり”、”ぼっと”、”たらむん”などの禁止用語があります。



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 今日は奄美大島チャレンジサイクリングという日本でもっとも長いワンデーサイクリングイベントが開催され、島内外から200名の筋金入りの”ふりむん”達が参加しました
 奄美大島240kmを周回する過酷なレースも今年で2回目。
 悪天候だった昨年とは対照的に今日は朝から晴天に恵まれ絶好のサイクリング日和
 兄ょはシゲ兄と沿道に出て”ちぢん”(鼓)やジャンベを叩きながらレース観戦に。
 そのうち県道沿いにビール、焼酎、晩酌一式をセッティングして”高みの見物”か”山門から見る喧嘩”状態(選手たちは完全に酒の肴)
 ふいりむんば肴に飲むせへ(酒)やまっさ(旨い)たっと~
2009.12.05 くるだんど
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【くるだんど】 黒ダンド節(島唄)

(唄) 黒だんど 雨乞い願たと 黒だんど
    いきゃるまい 島中のちゅんきゃの いきゃるまい

(訳) 空が黒ずんできたぞ 雨乞いして願ったら空が黒ずんできたぞ 大喜びだ
    大喜びだ 島中の人たちは 大喜びだ

 "くるだんど節"はもともとは日照りの雨乞い唄であったと言われていますが、現在では教訓歌や世相歌など様々な歌詞で唄われ最も島人に愛される唄の一つです。


 昨日はnag家の”くゎーよえ”(出産祝)があって、写真のが生まれたばかりの赤ちゃん、名前は”喜雨”(きう)。
 家族の大反対を押し切ってとーちゃんが付けた肝いりの名前らしく、何でも「日照りの後に降る人々に喜びをもたらす恵みの雨」をイメージして付けた名前だとか
 意味やうつらんば”いきゃるまいー”どー
 ”いきゃるまい 国直のちゅんきゃの いきゃるまい”どー
2009.12.04 もちもれ
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【むちもれ】 モチモレ踊り(年中行事)
 国直の隣、湯湾釜集落で旧暦の10月16日に行われる伝統行事で今年は12月2日に行われました。
 昔、大火事に見舞われた際に田んぼの泥を投げて火を消したことから防火と無病息災を祈願して行われるらしく、振舞われるカシャ餅は消火の際に使われた田んぼの泥を意味するとか。
 スカーフや風呂敷で顔を隠した青年達が家々を周り庭先で踊りますが、八月踊りのように手足の動きに決まりはなく思い思いに手招きをするように踊ります。
 踊りの途中で家の当主からカシャ餅と金一封の寄付を貰うと、「餅もろたー 餅(花)もろたー」、「よいやー よいやー」と威勢のいい掛け声があがります。
 集落の厄払いなので一軒も漏らさず深夜まで家々を周り踊り明かす大事な行事です。


 うずめずうめしょしいら物のしられしょうおろな うずで家戸開けて入れてたぼれ
 あさと湯湾から来ゃおたな あたらしゃありんしょちんへぇくれてたぼれ
 おしゃげからましゃげお許しぬあらばな お庭片隅に祝わておしょろ
 お庭片隅や庭狭さあしがな お庭ぬ真ぬ中に祝わてたぼれ

※ ”どんどん節”のリズムで鼓と三味線の短打に合わせ陽気に唄います。
 


【とうとがなし】 尊々加那志(神拝みの常套句) (1)
 直接的には尊いもの(神様)への尊称で、英語で言う”God bless you”(神のご加護がありますように)という拝み言葉であると同時に自然や人々、全てのものへ感謝を表す言葉です。
 不吉な力を追い払い、すべての人々を穏やかな気持ちにさせる不思議な言葉です。


 ふくぎの木陰は安らぎに満ちて 愛が舞い降りる特別なところ
 人は幸せになるために生まれて来たんだ 痛みを分かち合えるそんな人でいたいね
 心の中で祈る とうとがなし

 ふくぎの木立を揺らす風の囁き アマンの足音が遠い日に誘う
 頬をつたう一筋の涙木漏れ日の午後 誰もが幸せになれますように
 心の中で祈る とうとがなし

 先日行われたくんにょりハッピーフォーエバーにも出演してもらったINNOのよ~ちゃんこと榊義弘さんの新曲”とうとがなし”
 巻頭のPVでは国直の海と海岸、ふくぎ並木をバックによ~ちゃんの優しい歌声が流れてきます。
 国直の風景とINNOメロディを楽しんでください
2009.12.02 きとばれ(5)
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【きとばれ】 厄払い(集落行事) (1) (2) (4)
 ”きとばれ”(祈祷払れ)とは集落で火事や葬式などの禍事が続いたときに集落民全員で盛大にお祭りをして厄を払うアシビ日です。
 国直では去年、不幸が続いたため青壮年団主催により”くんにょりハッピーフォーエバー”と題しきとばれを行いましたが今年も11月29日に開催しました。
 今年は厄払いというより集落総出の大忘年会といった意味合いです。


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 児童生徒から婦人会、老人クラブまで全員参加で趣向を凝らしたプログラムのくんにょりハッピーフォーエバーですが、今年の目玉は大和小中学校湯湾釜分校児童7名による寸劇「ケンムンの豊年祭」でした。
 子供達が豊年祭を通じてケンムンや島の動物達と出会い成長していく姿を描いた寸劇ですが、特筆すべきは取り組み、中入り、八月踊りといった豊年祭の細部をユーモラスにでありながら詳細に方言で再現していることです。
 子供達の話す滑稽な方言に腹を抱えて笑いながらもきれいな高音で唄う八月踊り”あしなれ”にはみんな関心しきりだった。
 オバんきゃが「アゲー、ネセ(青年)んきゃよりワラベ(童)の方が唄や上手どー」と口々にそう言っとった。
 あいー、がしなりばヤネ(来年)やワン(我)きゃが寸劇せんばー
 っちゅう事でくんにょりハッピーフォーエバー、来年も続きます!
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