上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2009.08.25 つきいしょ(2)
090823erabuti01
【つきいしょ】 銛漁(漁法)
 で魚を突く”つきいしょ”は狙う魚種によっていくつかのアプローチ法があります。
 ”くすこ”(ナガニザ)や”あやぐすこ”(ニジハギ)などを獲るには干潮時の”くし”(リーフ)に立ち、”やとんむぃ”(割目の口)から出てくる魚を細めの銛で突きます。
 浅海で行われ、獲物が小魚なため初心者向きの漁に思われがちですが、集中力と素早い反射神経が必要な奥の深い漁で専門の漁師がいるほどです。
 ”はーじん”(スジアラ)や”ねばり”(ハタ)類を獲るには水深10m~30mの海底まで魚に合わせてゆっくりと潜ります。
 推進力(フィンなど)を使わず水中沈降を利用して潜る(沈む)と静かに獲物に近づけるだけでなく、酸素の消費が抑えられ長時間潜ることが可能になります。
 また、ねばり類は比較的突き易い種類ですが、(個体数が少なく)乱獲すると種を絶やしてしまう恐れがあるので必要なときだけピンポイントで潜り、確実に仕留められる時だけ突くように心がけています。
 ”えらぶち”(ブダイ)突きは両潜りの中間で浅海から深海まで広く行われ、くすこの様に素早く突かないといけませんが突き所を誤ると身を引きちぎって逃げてしまうので確実に頭を仕留めないといけません。
 また、えらぶちは青と赤では習性が違うので寄り方が若干異なります。
 興味のない方にはつまらない話でスミマセン。


 「エビ汁よりエラブチ刺身ぬかみちゃさ(食べたい)やー」っちゅーことで、1カ月ぶりの”つきいしょ”に
 イセエビ網の揚網(5時起床!)から帰ると素早く飯を食らって速攻宮古崎へとんぼ帰り
 網を設置して回収するという作業的な網漁と違ってエラブチ突きはどちらかというとレジャー感覚
 ”かみだめ”(食べる分だけ)獲って余りは近所に配ればいいのだから
 気持ちよく潜った後、飯を食おうと舟にあがると準備したはずのお茶がなくてガックリ
 そのかわりクーラーボックスの底にギンギンに冷えた缶ビールがあったので急遽予定変更
 その日の漁は終わりにして、エラブチ刺身を切って一人屋形船状態で流れることに
 の日曜日、涼しい風に流されながら飲むはサイコーど
スポンサーサイト
2009.08.21 いびとり(6)
090821ebi01
【いびとり】 イセエビ漁(漁業) (1) (2) (3) (4) (5)
 "いびとり"は共同漁業権行使規則等により繁殖産卵期の5月1日から8月20日までは禁漁期間と定められています。
 以前は資源保護に関する意識が緩く、禁漁中のエビのことを”ヒギのあんガン”(触覚のある蟹)との隠語で水揚げしていました。
 夏場に食べるエビ汁にはオレンジ色の卵がたっぷり付いた尾っぽが入っていたのを覚えています。
 現在では組合員の理解が深まり、操業期間は固く・・おおむね?・・大体!?・・守られています。


090823ebi01
 8月21日、今日はいびとりの口開け(解禁日)
 闇夜の大潮(旧暦7月1日)のうえ北東からのうねりが入り網漁には好条件とはいえませんが、せっかくの口開けなので前日の晩に親川崎に6枚の網を仕掛けてきました。
 翌日の早朝に網を回収に行くと期待したほどの漁獲はありませんでしたが味見をする程度はどうにかゲット
 実家や親戚・近所に「今日ら解禁じゃんかなん、なーりっかじゃんば(少しですが)味見っかしーたぼれ。」と少しずつおすそ分けしました
 結局自分は初物を口にできませんでしたが、海の幸に感謝し、改めて漁の安全を願う解禁日でした
2009.08.17 じまみ
090817zimame01
【じまみ】 落花生(食料)
 マメ科・ラッカセイ属・ラッカセイ
 受粉して花が落ちた頃、土の中に実をつけるように見えることから落花生とか地豆とよばれる南アメリカ原産の一年草です。
 乾燥した砂地を好むため国直の金久地(砂地)は栽培に適しており、5月の梅雨時期に植え付け、葉のしおれ具合を見計らい夏に収穫します。
 猛暑の中に土をおこして収穫するのは大変な重労働だったのを覚えていますが、今では手っ取り早くヤスネの冷凍庫にストックされた物を失敬して食べています。
 あんまなべ(大釜)で大量の砂と混ぜてパリッと煎る砂焼きと、塩水でシットリと茹でる塩茹の調理法がありますが、国直住民は断然シットリ茹豆派です。


090817zimame02
 兄ょのお気に入りじまみの島料理をいくつか紹介
○ じまみ菓子
 煎ったじまみに黒糖をからめたお菓子で、喜久屋の商品名”がじゃ豆”が有名ですがおススメは西郷松せんべい(いとこの嫁ぎ先)の”まめぼっくい”
 新鮮な豆の風味と、一袋100円の食べ切りサイズが好評でチビKの大好物(内地に小包を送る際隙間に入れておくと喜ばれます)
○ ぱぱいやむんじょ
 煎ってすり潰したじまみと青く固めのパパイヤを水でさらしてあえた酢の物で、クガツクンチの豊年祭では必ず供されるサラダのようなのつまみです
○ じまみ豆腐
 茹でたじまみをすり潰して裏ごしした汁に片栗粉等を加え冷蔵庫で冷やし固め、甘辛い特製ダレをかけて食べます。
 モッチリとした舌触りと、地豆独特のから抜ける濃厚な風味は国直の夏の味です
2009.08.08 かめ
090807kame01
【かめ】 スナホリガニ(魚貝類名)
 十脚目・スナホリガニ科・砂掘蟹
 海岸線の砂の中に潜り摂食し、潮の干満にあわせ”しゅぎわ”(波打ち際)を移動しながら生息する十脚目(ヤドカリの仲間)です。
 夏の間は活発に動きますが、冬、水温が下がると親ガニは死滅し(?)見かけなくなります。
 背中の形が亀の甲羅に似ていることから、方言で”かめ”とか”かむぃ”とよばれ、子供の頃は砂の中にゆっくり足を入れながら歩き、驚いて飛び出るかめをつかむ”かめとり”をして遊んだものです。
 国直ではかめは子供の遊びの対象でしかありませんが、北部大島にはかめをから揚げにして食べる地域もあるそうです(未確認)。


090807kame02
 写真は5.6Cmもありそうな大物をゲットしたよ~ちゃん しかも、オレンジ色の卵を抱えた立派な雌がめ。
 ここ2,3年個体数が激減し絶滅したのではと心配していましたが今年は一転、で波打ち際を歩くと頻繁に写真のような大物を見ることができます。
 急激に荒廃していく湾内の自然環境を目の当たりにしながらも、かわいい自然の使者の訪れに少しホッとしました。
2009.08.04 さば
090804saba
【さば】 ビーチサンダル(履物)
 ”さば”は軽くて涼しく、砂が付きにくいことから子供から大人まで好んで履いていましたが、長らくクロックスとその模倣品に主役の座を明け渡していました。
 しかし、最近はサンダルの表層のゴムをカッターで削り、思い思いに名前やデザインを彫る”タトゥーさば”なる新ジャンルが流行っているそうです(名瀬市内でも高校生数名のオリジナルさば確認)。
 サーファーが自分のさばを間違えないよう蚊取線香の火で目印を彫ったのが始まりと言われていますが、現在ではアートな製品が多数作られ沖縄では専門のショップさえあるそうです。


090804saba02
 写真のさばは沖縄の”とくせい”ファミリーからお土産でいただいた一品 アリガッサマリョター!
 可愛いすぎて履けんので、自分で作製にチャレンジすることにしました(もちろんエラブチの絵を!)。
 絶対むずらい(楽しい)ハズ! みんなで”マイさば”作って自慢しあおーでぃ!
2009.08.02 ふなしゅぶ(3)
090801hunakogi02
【ふなしゅぶ】 舟漕ぎ競争 (1) (2)
 ”ふなしゅぶ”最大のイベント、奄美まつり舟漕競争が8月1日に奄美市名瀬商港区で開催され、島内から225チームが参加して櫂捌きを競い合い、一般の部で優勝の栄冠を手にしたのは国直の隣ジマ根瀬部町内会でした。
 根瀬部は奄美まつりの草創期から国直や湯湾釜、大熊と共に優勝を競い合った古豪で、一時低迷する時期もありましたが平成12年に久々の優勝を果たしてからは常に安定した力を発揮していました。
 今年も予選から破格のタイムを叩き出し、決勝戦では仲勝壮年団と歴史に残る大激戦を演じて長い写真判定(タイム差0.04秒!)の末に勝利しました。
 隣ジマの快挙を共に喜ぶとともに、大きな刺激を受けた根瀬部の優勝でした。
 写真は優勝後のヴィクトリーラン?の様子(ちなみに左の2列目はサーモン&ガーリックのガーリック氏です)。


090801hunakogi01
 「精一杯頑張ってきますので、ご声援よろしくお願いいたします。」と、選手全員で応援席に一礼してスタート地点へ向かう時、すでに兄ょの目はウルウルしていた
 若い世代を育て舟漕を次の世代へつなげるために練習を再開したけど、選手全員が舟漕のもたらしたもう一つの大きな成果を実感していた。
 練習を通じて高校生から50代の壮年団まで漕手が結束し、それを応援する村人が毎日浜辺に集い連帯感が強まったのを体感していたから。
 残念ながらレースは2回戦敗退という結果に終わったけど、誰もうつむくことなくテントに戻って応援席に最後のお礼をしました。
 「集落の皆さん、ご声援本当にありがとうございました。」
 選手全員で応援席に整列してオジ・オバの顔を見たときは、感謝の気持ちと期待に応えることのできなかった無念さから涙がボロボロ出てきた(誰にも見られんように濡れタオルで顔をゴシゴシ拭いながら泣いた)
 「オジィ、オバァ有難っさまりょーた。 ヤネ(来年)は気張りゅっとー!」
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。