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2009.04.30 いびとり(5)
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【いびとり】 イセエビ漁(漁業) (1) (2) (3) (4)
 イセエビは昼間は岩礁の割れ目などの”いびんや”と呼ばれるエビ住処でじっとしていますが、夜になると摂食のため穴から出てきます。
 環境条件により行動範囲は大きく変わり、闇夜や台風時など波が高くなると活発に動き回りますが、海水温が下がる12月以降には”やー”(家)に引きこもって出歩かなくなります。
 そのため兄ょの場合、夏場は夕方に網を設置して早朝回収する刺網漁がメインですが、冬場は夜に潜っていびんやを見て廻る”電灯潜漁”が多くなります。
 なお、資源保護のため共同漁業権行使規則等により繁殖産卵期の5月1日から8月20日までは禁漁期間と定められています。


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 今日は、4日後に迫った和夫オジの孫娘Nag夫婦のウェディングパーティーの食材集めに潜りにgo
 料理メニューの中で食材が足りてない「アバス汁」の”あばす”(ハリセンボン)と、「ウズの味噌煮」の”うず”(ウツボ)の確保が目標です。
 血眼になってアバスを探しながらも、いびとり最終日なのでいびんやに行って数匹捕ってきました
 漁を終え家に帰ると、玄関先で待っていたチビKが「刺身で食べるから一番大きいエビちょーだい。」とか
 「あったらっしゃやー」(もったいないなー)っち思ったけど、いつもいしょしゃのにぎたれゆの言葉とおり小さなエビしか食べさせてなかったし、明日から禁漁期間なので二人で食べることにしました
 早速”ずぶ”(尻尾)をむいて刺身にするとシコシコ・プリプリで旨かった 明日からしばらく食べられないのが残念
 ところで、お目当ての食材”あばす”と”うず”もどうにかゲット
 パーティー当日は国直鮮魚店の島魚とオバァ達の島料理が楽しみどー
 4日ぬ夕方や、くんにょりの浜なん遊びがいもりよー 実行委員一同待ちゅりよっとー
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【てぃだぬうてぃまぐれ】 太陽の沈む頃(夕暮れ時)
 国直の人々は”てぃだのうてぃまぐれ”(夕暮れ時)になると、海岸へ下りてきてボーっと海を眺めます。
 特段用があるわけもなく、海岸にたたずんで考え事をしたり、たわいもない会話をして時間を過ごします。
 北風が止み、湾の真ん中に夕日が沈むこれからの季節は一段と国直に穏やかな時間が流れます。

 ちなみに、「てぃだぬ・・」には同名の島唄があり、次のように唄われます。

 (唄) 太陽の落てぃまぐれに 居しゅて鳴きゅん烏
     加那が上やあらめ 吾上やあらめ

 (訳) 太陽が落ちようとする間際 止まって鳴くカラスがいる
     あれは恋人の身の上のことで鳴いているのか 私の身の上のことで鳴いているのか


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 そんな国直っちゅ(人)自慢の”てぃだぬうてぃまぐれ”を大きな絵にしました
 絵師のケンムン兄と国直の子供達から、来月に海岸でウェディングパーティーを開くNag夫婦へステージ背景画のプレゼントです
 長さ7.2mのボードにケンムン兄が線を引くと、子供達がペイントして見事な国直の夕日が再現されました
 小学生から中学生まで入れ替わり立ち代り、ワイワイしながらも意外と真剣でナイスな仕上がり
 当日は、ボードの下から本物のが見れるといいやー
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【うなぐぬくわや ふぃりんむぃから むりてぃいきゅん】
 女の子は畳の縁の間からでも漏れていく(島の諺)
 来月、和夫オジの孫娘nag夫婦が国直海岸で結婚披露宴をに行うことに関連して婚姻関係の諺です。
 年頃の娘を持つ親が娘を心配する心境を言い表した言葉で、次の話はそれにまつわる笑い話です。
 名音の川畑豊忠翁と、田畑千秋先生による3部作のひとつ「奄美の暮らしと儀礼」に掲載された話ですが面白すぎて和訳は付けられません


 昔、がーし好きゅん女ぬうたんむんちゅかな。
 にゃ、夜遊びぎゃ行きょち あぶぃろちすぃっば あぶららんだな、女ぬ親の厳しさてぃ 出じららんだな。
 どぅーぬ にゃ 待っちゅんどーちゅん合図や 床下らどぅーぬ物ば ふぃりんむぃから出じゃしゅたむんち。
 あるんちゅきん いんが(男)ぬ ふぃりんむぃから出じゃち待ちゅたっとぅ、女の親ぬ うりば見っきてぃ、「あぶじー まーなん うむぐゎ(里芋)ぬ落てぃとぅっか」ちち、みんじゃっとぅ いんがや驚りんち抜じゃんちゅかな
 がーしゃっと女ぬ親や、「あぶじー、くん うむぐゎや生きじゅんうむぐゎやっばー」ち、言ちゃんむんちゅか
 ・・・あると思います
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【とぅじかむぃよえ】 結婚祝(婚姻儀礼)
 新郎側から結婚祝を言い表す言葉で「妻を娶るお祝い」という意味ですが、新婦側からは”やーたちよえ”「家立ち祝」といいます。
 島の結婚披露宴は”実行委員会”と呼ばれる新郎新婦の同僚や友人達で企画・運営され、実行委員達は披露宴当日まで打ち合わせや準備に明け暮れます。
 和夫オジの孫娘nag夫婦が国直海岸で行う結婚披露宴の実行委員長を引き受けるハメになった話、とぅじかむぃよえ(1)の続きです。


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 5月4日のパーティーまで半月に迫った昨日、最初で最後の第1回実行委員会を開催
 通常の実行委員会はパーティーの1,2ヵ月前から5,6回以上は集まるのですが・・・何せ今回は総数100名の大所帯、内地の○○会館とかで行われるちょっとした披露宴の招待客ぐらいの人数ド
 当日までのスケジュールや設営・進行・料理・接待・受付・音響といった係の分担、プログラムの詳細にいたるまで確認することがいっぱい
 とりあえず今回は実行委員のみんなにパーティーのイメージを共有してもらって詳細は各係りで準備を進めるしかないだろーや、ちゅー感じ。
 そんななか、青壮年年団、婦人会、いろんな人たちが集まった実行委員の中でもひときわ目立つ青年登場、新郎のジャンベ友達の空クン、新郎新婦と3人でジャンベを集落中に響かせた
 何でも当日はジャンベ仲間が集結するらしい・・・パーティーの演出に利用しない手はないどやー
 プログラム再考です
2009.04.10 はーずのり
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【はーずのり】 天然モズク(海藻)
 ナガマルモ目・ナガマルモ科・(オキナワモズク)
 プリプリ、シコシコとした食感から生のまま三杯酢であえて食べるのが一般的ですが、てらじゃとおーさのかきあげや、天ぷら、吸い物、モズクそーめん、雑炊等温かい系料理も根強い人気があります。
 ノンカロリー食物なので体重や体脂肪が気になる人にはダイエット食として重宝されます。


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 以前は湾内の砂地に自生していた”はーずのり”(天然モズク)ですが生活排水や赤土流出等の水質汚染によってその姿は見られなくなっていました
 久しく目にすることのなかったはーずのりですが「大工のスケ兄がすのりを大漁しているらしい。」、との噂を聞いたので午後から潜ってきました
 どうやら座安兄弟の名瀬漁協青年部や、前田博オジの奄美農水産がモズクの養殖網を設置したことでモズクの種子が着生して新芽が発芽しいるようです
 ”つっさき”を潜ると天然物特有の太い根をしたすのりが点々と生えており、数年ぶりに目にするすのりの光景に気持ちが高ぶってハイテンションでの収穫でした
 大漁のすのりゲットですが、でしばらくはモズクスープやモズクサラダですのりダイエットになりそうです
2009.04.05 いしょめちか
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【いしょめちか】 出漁前の目配せ(島の諺)
 ”やまうば、いしょめちか”と言われ、山へ出かける際は「大きな獲物を獲ってくるから。」と、大法螺を吹いて行くほうが良いが、海へ出る際は決して「まらしてこーえ。」(大漁してきます)等とは言わずに目配せだけで出かけたほうが漁が付くという意味の諺です。


 明日、4月6日は小学校の入学式
 「なまら潜り行きゅんかなん、あちゃぬすぃーむんいゆやこわんていっちゃんかなんよー」(これから潜りに行くから明日のお祝いの吸い物の魚は買わなくていいからね。)と新入生コーキの父ちゃんに
 準備が二重にならないよう気を利かしたつもりでしたが、”いしょめちか”のとおり出漁前に獲物の使い道を手配するのは不吉な予感がしていました・・・
 天候は下り坂なので、しばらく石川で潜ってシケ始めたら湾内に場所を変え漁を続ける計画でした。
 11:00頃には雨が降り始め、風も上がって(北向きにまわって)波が高くなったので錨を揚げ船を走らすと・・・ブルン・ブルン・ブルン・・・エンジントラブル発生です
 「マジかよー」と思いながらも”よほ”(櫓)で漕ぎ出したのですが、船は進むどころかあっというまに海面を流され瀬波に飲み込まれそうな勢い
 あわててマスクとフィンを着けて海に飛び込み船を引っ張るのですが風に押され全然進みません。
 船首に摑まり波間から波頭を見上げると壁のような波が押し寄せてきて3回目の船くぶし(転覆)を覚悟しました(1回目2回目)。
 「この状況で転覆したらカメラと水中銃くらいしか持ち帰れないな。」と弱気な考えがよぎりましたが、必死で泳ぎ湾内へ逃げ込むことができました
 親川崎からは船上へ上がりよほで漕ぎ始めたのですが、足元に転がったペットボトルの燃料を見て思わず「あぁ~!」っと大声が出ました。
 船の船外機はガソリン:オイル=50:1の混合燃料ですが、今日補給した燃料はいつもより濃いオレンジ色で明らかに希釈の濃い燃料、これがエンジントラブルの原因でしょう。
 ○○石油のオジが草刈機と間違って25:1の混合を作ったのでしょうか
 最初は給油ミスに腹が立ちましたが、気づかなかった自分も悪いし、遭難せずに帰ってこれたので恨みっこなしです
 なにより約束どおりコーキに”すぃーむんゆ”(吸物魚)を獲ってこれたしね以後気をつけるベシ
2009.04.04 いかしば(4)
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【いかしば】 ミズイカの産卵床
 ミズイカの産卵場所の確保や漁の効率化のため、”いかしば”と呼ばれる雑木の枝木を束ねた人工の産卵床を設置管理増床しています。
 イカの産卵期間中にいかしばの状態を良好に保つことがイカが卵を産み付けるポイントなので、定期的にイカシバの保守点検を行っています。


 親川崎に魚突きに行った帰りに大和浜に設置したイカシバを見に行くと、シバは流出していて4,5本しか残っていませんでした
 せめて残ったシバと土のうを密着させようと潜ると・・・卵のう発見~
 シイギの枝に真っ白な房状の卵が産み付けられていました。
 イカシバは1匹が産卵すると安心して続けざまに卵を産み付けるらしいのですがここにはわずかしか産卵床が残っていません。
 ベビーブームを起こさせるためにはもう少しシバを増床したほうがよさそうです
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【とぅじかむぃよえ】 結婚祝(婚姻儀礼)
 新郎側から結婚祝を言い表す言葉で「妻を娶るお祝い」という意味ですが、新婦側では”やーたちよえ”(家立ち祝)といい、以前は両家で別々にお祝いが行われたそうです。
 つまり、新婦側の両親は三献をして新婦を送り出した後も娘に同行せずに親族の者達と宴を続けたとの事・・・セレモニー的結婚式しか見たことのない私達には少々理解しがたいものがあります。
 ちなみに、現在ではホテルや宴会場で披露宴を行うのが一般的ですが内地のそれとは若干様相が異なります。
 まず、披露宴の運営は新郎新婦の同僚や友人達で構成された実行委員会が企画・進行を行い、親族をはじめ関係者の皆さんを招待します(そのため両家は後方席ではなく最前席に配席されます)。
 驚くのは招待客の多さで、一般的な披露宴でも300~400人以上の規模になります。
 それを可能にしているのは費用を会費制(4,000~5,000円程度)にしているためで、(近親者や名士の方々はご祝儀をつけますが)一般客は裸銭で会費を払って受付をスルーします。
 宴の始めには島唄による祝唄と琉球舞踊などの祝舞で新郎新婦を祝福します。
 キャンドルサービスやケーキ入刀などセレモニーは内地式ですが、余興の最後は六調で盛大に閉めます。
 現代のシマの披露宴は、煌びやかなパーティー形式をとりながらも、古い文化を残した独自の発展を遂げています。


 昨日に引き続き私事で恐縮ですが・・・今日は兄ょ夫婦の結婚記念日・・・(//∇//)
 上のは12年前の夏に国直海岸で行った結婚披露宴の様子。
 海上にステージを設営し、イタツケ舟でタイマツを手に入場してキャンドルサービスならぬキャンプファイヤー点火や、ケーキ入刀の代わりにに出刃包丁入刀などなど・・好きホーダイの結婚披露宴でした
 夏祭のように盛り上がった披露宴でしたが、実行委員のみんなに「あんな楽しい披露宴はもうないだろなー、ちゅーより、あんな難儀はもーせんど!」と言われました。
 あれから12年、お祭り好きな(つーか向こう見ずな)BAカップル出現です。
 兄ょの師匠、和夫オジの孫娘Nag夫婦が「浜でパーティーをしたい。」と言い出したのです。
 「あまり難儀はしたくないなー。」ち、思っとったけど実行委員長の大役を引き受けるハメに
 なるんにしなるだろっ・・・っちゅうことで、準備からパーティーの様子を随時アップします。
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