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nebari01【いっきゅーとりゃ】 アオノメハタ(魚類名)
 スズキ目・ハタ科・青之目羽太 (08.10.27 水深5m 落とした網の回収時に馬小瀬のしーばなにて捕獲)
 潮通しの良い岩礁域に(つがいで?)生息しています。
 紫褐色の地に青い斑点が散らばり、腹から尾びれにかけて濃淡の4本の縦縞がありますが死ぬと薄れます。
 ”ネバリ”(ハタ)系はなわばり意識が強く、まるで威嚇するかのように人間に向かってくるので突きやすい魚です。
 方言名の”いっきゅーとりゃ”とは、生きている魚(または生餌や釣り上げた魚)を、その大きな口で丸呑みすることから付けられていると思います。
 身が柔らかいので、沖縄では”ヤワラミーバイ”というらしいのですが、十分冷やして刺身にするとしっとりとコシのある柔らかさになり、でりゃ~ウマです。
 写真のいっきゅーとりゃは”くんにょり ハッピー フォーエバー”の準備作業のまかないで食べました。


 ところで、ネバリの頭に身がたっぷり付いているのはなぜだか知っていますか?
 田畑千秋先生の”奄美大島の口承説話”(名音の豊忠オジの口承)にも出てくる奄美の有名な昔話です。
 昔、継母が子供にいつもネバリの”もながまち”(身のない頭)ばかり食べさせているのを見た父親が「きもちゃげさー」と悲しんで、ネバリをさばくときに頭に身を押し込んで子供に食べさせたことからネバリの頭には身がたっぷり詰まっているそうです。
 我が家でも、いゅん(魚)汁にするときは”まったぎり”(身のブツ切り)より頭が人気です。
 兄ょはほっぺたの肉が大好きで、チビKは目の周りのプルプルが好きらしく、「目ぇ~、目ぇ~」とヤギのようにはしゃいで食べます。
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de-iyuya01【でぇーいきゃだ】 竹製浮漁礁(シイラ漬漁)
 ”ひゅー”(しいら)は回遊性の魚で、冬場に北風が吹くと波に乗って湾内に入り込んできます(ぴゅーちばひゅー)。
 ひゅーは流木や浮き玉、ゴミなどの漂流物の周りを好むので、漁師達は目ざとく漂流物を見つけるとその周辺に船を走らせ、ホロ引き(引き縄)でひゅーを狙います。
 ひゅーが漂流物の周りに集まる理由は、摂食のため、陰を好むため、音に誘われる等、諸説ありますが実際のところは定かではありません。
 しかし漁師達は経験的に、フジツボの付着した孟宗竹が特に集魚効果が高いのを知っていて、古くからアンカーにロープで孟宗竹を係留する”でぇーいきゃだ”を設置していたそうです(内地ではシイラ漬けと言うらしい)。


de-iyuya02
 今日は”まほろばやまと漁業集落”(国の離島漁業再生支援交付金制度により指定された団体)で、でぇーいきゃだを製作、設置しました。
 4カ月前に切り出し海水に浸しておいた孟宗竹を20本ずつ束ねて2組のでぇーいきゃだを作り、”黒がま”沖と”親川浜”沖、水深40~50mの海域に設置しました(いずれもひゅーの寄りつく好漁場です)。
 これで日曜日の”くんにょり ハッピー フォーエバー”の際は、”ひゅーのちゃんちゃん焼”(ひゅーとたっぷり野菜と蒸し焼きにして味噌で味付けする鉄板焼)が食べられることでしょう。
2008.10.27 きとばれ
081027kitobare
【きとばれ】 厄払い(集落行事)

日時 11月2日(日)15:00~
会場 国直公民館前広場
会費 無料(ただし、1,000円を上限にご寄付を受け付けています)
主催 国直壮年団
後援 国直鮮魚店(http://kunnyori.blog43.fc2.com/)
遊び 宝探し大会:子供会
    腕相撲しまいち大会:婦人会
    ナンコしまいち大会:青壮年団
    カラオケしまいち大会:唄者
    八月踊り:全集落民
食う 生ビール・焼き鳥各種・焼きそば
    えらぶち刺身・くすこからあげ
    イセエビ汁


 国直では7月から、房鶴アンマハマ子姉勇オジ清吉オジ、とくやみが続いています
 先日、清吉おじの”みきゃなのか”(三日、七日の法要を葬式の日に引き寄せて行う)の席で、「不幸続きの流れを止めるために盛大にキトバレをしよう。」との声があり、さっそく壮年団で話し合いを持ちました。
 プログラムや料理メニュー、係の分担など決めた頃、コンマ7の勝から「キトバレっちたいそうな名前つけたら葬式のあった家族んきゃ亡くなった人に申し訳ないから別に面白い名前付けよーじ。」と提案がありました。
 もっともな話です。「がしなりばーっ」(そうであれば)と、兄ょが「国直ハッピーフォーエバーはきゃし?」と提案すると適当なノリで承認されました(兄ょ的には結構気に入ってるど)。
 ちなみに兄ょの係は当日の料理用の”いしょむん”(獲物)調達担当です。
 イセエビ汁は冷凍庫に眠っている規格外(小さい)のエビと、”はんがや”(アカモンガニ)でかさ上げした”なんちゃってイビ汁”にします
 さあー、明日から日曜日まで今週は忙しくなるどー
081026oyago
【ふーなみや七回来ば七回止む】 大波は七回来れば七回静まる(島の諺)
 大波(うねり)はずっと打ち寄せるのではなく暫くすると静まる(ので恐れることはない)。
 しかし、波が静まってもすぐに打ち寄せる(だから決して油断してはいけない)。

 先日は身をもって諺の意味を知りました。
 徳川家康が”三方原戦役像”(恐怖のあまり脱糞した哀れな姿を描かせた自画像)を見るように、”お○むひじゃ”の前を航行するときは戒めと反省を思い出すことにします。


 馬小瀬で刺網漁の最中に舟を転覆させてしまった話(1)(2)の続きです。
 前日は命からがら逃げ帰ってきた兄ょですが、翌日は朝から何度も海の様子を伺いに浜に下りました。
 現場においてきた網は波が治まってから回収してもよいのですが、舟をこぼした(転覆させた)己の不甲斐なさや悔しさが治まらずリベンジに行くためです。
 うねりの静まる間隔が長くなってきたので昼前に出航しました(エンジンは前日水没しているので手漕ぎです)。
 馬小瀬をニラみ”よほ”(櫓)を漕ぐ精神状態は、敵対するヤクザの組事務所に突撃する菅原文太になりきっていました。
 前日の失敗を繰り返さない様(波の立たない)リーフの外に錨泊し、「とーとがなし、とーとがなし、とーとがなし」と3回つぶやいて網の回収に向かいました。
 ”ふーなみや七回来ば七回止む”の諺に学んで、波が静まる間に網をたぐり、波が押し寄せるときは潜って波をやり過ごしました。
 素潜りで網やロープに絡まる水中拘束は命に関わる重大事故につながるので、波下から網に近づき細心の注意を払っての回収作業です。
 2枚の網を抱えて舟までたどり着いたときは安堵感と達成感で「****ー!」と言葉にならない雄叫びをあげました。
 網には8匹のエビが掛かっておりリベンジ達成です。
 (終わり)
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【ふーなみや七回来ば七回止む】 大波は七回来れば七回静まる(島の諺)
 大波(うねり)はずっと打ち寄せるのではなく暫くすると静まる(ので恐れることはない)。
 しかし、波が静まってもすぐに打ち寄せる(だから決して油断してはいけない)。

 漁師ならずともサーファー達は肌で感じている言葉だと思います。


 馬小瀬で刺網漁の最中に舟を転覆させてしまった昨日の話(1)の続きです。
 船底をあらわにしている舟を前にして、まずは積んでいた漁具の詳細を思い返しました。
 水中ライトやエビ鋏等の大事な漁具は舟備え付けの袋に入れていたので、落下したのはエビ網と網を入れていたコンテナだけのはずです。
 この状況では網の回収は諦め、まずは船外機が落下しないよう舟とのジョイントを閉めなおしました。
 舟を復元するための場所を探して近くの岩場を見渡しましたが、猛烈な波が打ち付けてとても近寄れる状況ではありません。
 ”のりきご”が最も近い安全な避難場所ですが、日没までに舟を牽いて行ける自信がないし、何より体力が持たないので手前の小さな(5m程度の)岩まじりの砂場を目指しました(下手に近づけば波にもまれ岩で舟が木端微塵になるような小さな砂場です)。
 波に向かって舟を直角に維持しながら慎重に近づき、どうにか砂場に上陸することができました。
 ゆとぅりで海水をくみ出し舟を上げ積荷を確認すると、ついさっきまであった”よほ”(櫓)がなくなっていました。
 岩場に上って海を見渡してもよほらしきものは見当たらないので、近くに漂着していた旗流しの竹竿を代用することにしました。
 必死の思いで安全な場所にたどり着いたのですが日没時刻が迫っているの早々に砂場を離れ竹竿で国直を目指すことにしました。
 竹竿をカヌーのパドルのように両漕で進み、(幸運にも北からの追い風だったので)無事に国直へ戻ることができました。

 ところで帰り道、竹竿でパドリングしながら考えました。
 「さっき上陸したあの名前のない小さな砂場を”お○むひじゃ”と名付けよう。」、と。(ひじゃ:岩浜)
 今日の失敗を戒め教訓として忘れないよう、”マサイチ瀬”に倣って命名しました。
※ マサイチ瀬:マサイチという人物が舟で座礁したことから名づけられた宮古崎にある岩礁

 (3)へつづく
081024oyago
【ふーなみや七回来ば七回止む】 大波は七回来れば七回静まる(島の諺)
 大波(うねり)はずっと打ち寄せるのではなく暫くすると静まる(ので恐れることはない)。
 しかし、波が静まってもすぐに打ち寄せる(だから決して油断してはいけない)。

 かずおオジが言った言葉で、一般的な諺・慣用句かどうかは定かではありません。


 今日は昼過ぎから風が上がり(風が北に回り)うねりだしたのですが無理を押して刺網漁に出ました。
 普段は決して出漁しない天候ですが、知り合いの社長からエビの注文があり儲け話に目が眩んでました(ヘマをするのはいつもこんな時です)。
 比較的波の当たらないと思った親川崎手前の”まっかぜ”(馬小瀬)に錨を打ち海に入りました。
 潜ってみると予想以上のうねりなので1枚張ったら撤収しようと思ったのですが、舟に戻るとうねりも治まったように感じたので欲張ってもう1枚網を張ってしまいました(波は七回止んでいるだけとも知らずに)。
 2枚目の網を張りだすと突然の大波に巻かれ、目の前が泡で真っ白になりました。
 「ヤバイッ!」舟に目をやると舟はアンカーロープが張った状態で横を向き波に無防備な状態を曝していました。
 続けざまに3m超の大波が押し寄せて舟が視界から消えたので、「たのむ、我慢してくれ!」と祈りましたが再び現れたときには舟は船底を露にしていました。
 2度目の”舟くぶし”(転覆)です。
 しかも前回に比べ状況は最悪です。 うねりが高いうえ、引き潮で”くし波”が立ち、なによりボヤボヤしていると日が暮れてしまいます。
(明日(2)へ続きます)
2008.10.23 ながおう
081023nagaou
【ながおう】 長泡(地名)
 宮古崎の北側に位置する岩礁域で、外洋から急峻な曽根がそそり立つため波頭が崩れ周辺が白く泡立つことから地名が付いていると思われます(写真は満潮時撮影)。
 干潮時に姿を現す洗岩や干潮時にも水面に現れない暗岩が混在するうえ、時折高波が立つので座礁や転覆のおそれのある航行の難所です。
 昼間は”泡の元”の内側をショーカットして通りますが、イカ引き(ミズイカ漁)等夜間に航行するときは(大棚の灯りが見えるまで直進し)”泡の鼻”の沖を大きく迂回します。

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 以前から行っていた海岸の細かな地名の聞き取り調査が一段落しました。
 ”いのはま”から”いしきゃ”まで、海岸線の浜、瀬、岩、崖、沢の地名とそのいわれ、人とのつながり等オジ、オバに聞くことができました。
 意外に舟で漁をする男達より徒で漁をする女性の方が詳しく覚えていました。
 一番頼りにしていたかずおオジの記憶がおぼつかなく、海中の曽根等の地名が解らなかったのは残念ですが、ボチボチと聞き取りと改定をして詳細な地図にしたいと思います。
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【ぴゅーちばひゅー】 (サシバが)ぴゅーと鳴けばひゅー(シイラ)が喰いだす(島の諺)

 ”みーにし”(北西の季節風)が吹き、”ピッ、クイィーー”とサシバが舞う季節になると、湾内に”ひゅー”(シイラ)が入ってきます。
 この時期のひゅーはクイグイ(濃厚な味)で、刺身はもちろん、骨、頭、内臓といった中身系の汁にして美味しい他、寒風にさらしたり、火ぼかしたりして正月のごちそうにもなります。
 先人達はイセエビやミズイカを餌に(なんと贅沢!)ひゅーを釣ったそうで、その様子は南島雑話に、「1舟で100匹釣った」との記述があります。
 群れに当たると飛び跳ねて疑似餌を追いかけてくるので、撒き餌を打ち、交互に道具を引き上げ群れを逃がさない様に釣り上げます。


 上記の絵は南海日々新聞に「ぴゅーちばひゅー」との題名で掲載された写真を元にしています。
 ブン屋のイチが「シイラ漁の写真を撮らせてくれ。」と言ってきたのですが、漁師を差し置いて新聞に載るのもおこがましいのでかずおオジを紹介して撮影した写真です。
 イチ、かずおオジ共にお気に入りの1枚です(兄ょも気に入ってるど)。
2008.10.19 くやみ
【くやみ】
 本日00時30分、笹原清吉オジがお亡くなりになりました。 享年87歳でした。
 長い間、国直集落の区長や各種役員を歴任するなど国直のリーダーとして集落の発展に尽力され、その誠実で温和な人柄は全集落民から尊敬されていました。
 清吉オジのご冥福を心からお祈り申し上げます。
 なお、20日に自宅にて通夜、21日に集落共同墓地(海岸側)にて告別式を行う予定です。
2008.10.18 がらすねばり
081017isigaki【がらすねばり】 イシガキダイ(魚類名)
 スズキ目・イシダイ科・石垣鯛 (08.10.15 湾内魚礁水深30m 銛漁にて捕獲)
 潮通しの良い岩礁域に少数の群れをなして生息しています。
 雄の老成魚は口が白くなるので内地では”クチジロ”と呼ばれ、島では口の形状がカラスの嘴に似ていることから”がらす(カラス)ねばり”と呼ばれています。
 好奇心が強く、人間が近づいても逃げないので突きやすい魚ですが、一匹突くと群れが散れるので数多く突くにはコツが必要です。
 刺身にすると歯ごたえがあって美味いですが、小振りなサイズは塩焼きにすると皮目の脂も絶品です。


 今日のがらすねばりは”屋久曽根”(ヤクゾネ)で突きました。
 屋久曽根とは、上から見た岩の形が屋久島に似ていて、隣には口之永良部島の位置に小さな岩があことから兄ょが勝手に名付けた岩礁名です(正式名称ではありません)。
 屋久曽根周辺はいくつもの岩が点在し、他には”奄美交通”(岩穴の形が奄美交通のマークに似ているのでこう呼んでます)や”双子岩”等々、根魚の住処となる天然の好魚礁がいくつもあります。
 屋久曽根は水深30m程で、以前は魚礁の根元に這いつくばって魚を突いていましたが、最近は体が鈍って海底まで潜れずにいました。
 今年になって潜る頻度が増え、体力も回復してきたので久々に屋久曽根に挑戦しました。
 大きく息を吸い込み、頭の中を真っ白にして一気に海底まで潜ると見慣れた光景がありました。
 岩穴の中には、数匹のがらすねばりの他、良型の”はーじん”(スジアラ)や”こでねばり”(コロダイ)が群れており、写真の1匹を突いて水面へ戻りました。
 欲張って突かなくても他に捕る人もいないので、その日は1匹だけ突いて場所を離れました。
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