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2008.08.31 いびじる
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【いびじる】 エビ汁(料理名)
 家でえびを食べるときは”いびじる”が一般的で、刺身や丸焼きで食べることはあまりありません。
 多分刺身などはお客へのおもてなし料理ではないでしょうか?
 いびじるは、エビを適当な大きさにぶつ切りにし出汁を取り、冬瓜や島瓜といった島の夏野菜と木綿豆腐をたっぷり入れ最後に白みそとネギで味をととのえます。
 具を食べた後はおじやや煮込みラーメンで食べても○Kです。


 もっぱら自家用で食べるエビは規格外の小さなエビなのですが、今日のいびじるは”せでえび”といって脱皮してまもないエビです。
 殻が固まっておらず軟らかいので頭からかぶりついて食べることができます。
 値段も通常のエビに比べ2割程度高めで取り引きされます。
 ツノ(触角)やツメ(足)も残さず殻ごと食べました σ(~~~、)ムシャ ムシャ
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2008.08.29 いびとり(4)
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いびとり】 イセエビ漁(漁業)
 えび網漁は波が高い場所(天候)ほど漁獲が期待できるのですが、漁獲量に比例して網の損傷が大きくなるので網の状態と天候の両にらみでの操業になります。
 今年新たに購入した2枚の”みーあみ”(新品網)もおろすタイミングを待っていましたが、25日に潮(月)、天候(波)ともに好条件となったので満を持して使い始めることにしました。


 そんなとき、公民館のしょーじ兄の紹介で大学の先生が漁に同行したいと相談を受けました。
 なんでも島の漁業の歴史を研究しており、現在の漁の様子を写真に撮りたいとのことでした。
 みーあみの使い始めのうえ、偉いせんせーも同行することになって兄ょ、軽くプレッシャーです

 調子にのってウミンチュ気取りの兄ょを撮影した後、夜に聞き取り調査(飲み方)をしました。
 話によると先生はこれまで何度も村を訪れて調査をしているとのことで、兄ょ以上に村のことに詳しくて舌を巻きました。
 兄ょが驚いたのは湾内の瀬や岩、沢などの詳細な方言名の地図を作成していることでした
 せんせー、それって兄ょがこれからブログで作ろうと思ってることだよー!
 (後日データを送って下さるとのことでした。ありがとうございます。)


 ところで肝心のいび網ですが、5枚の網に大小18匹・10kg程の水揚げがありました。
 初網に漁を付けることもできたし、何より先生の前で”すろいしょしゃ”(偽物漁師)の面目躍如です。
2008.08.28 てごしゃ
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【てごしゃ】 ゾウリエビ(漁類名)
 イセエビ目・セミエビ科(08.08.25・湾内水深3m・エビ網にて捕獲)
 リーフ内の浅い海域に生息し、夜間電灯潜漁や刺し網漁にてイセエビとともに混獲されます。
 ぐじがん(セミエビ)に比べ体高が低く尾の身が小さいため市場価値は低いのですが味は他のエビと変わらず美味です。
 身が少ないため、もっぱらみそ汁で食べます。


 てごしゃに限らずエビ類は全般的に個体数が減少していますが、最近、大きいてごしゃを見ないことがとても気になります。
 以前は兄ょの草履サイズ(27.5Cm)のてごしゃがうじゃうじゃいたのですが、水揚げするのはSサイズの子供だけで親を見ません。
 他のエビではそんな現象はないので、資源が枯渇していないか心配です。
2008.08.27 ぐじがん
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【ぐじがん】 セミエビ(魚類名)
 イセエビ下目・セミエビ科 (08.08.25・湾内水深3m・エビ網にて捕獲)
 リーフや水深10m以下の浅い海域に生息しますが、生息範囲は限定的で湾内ではのりきごおやごばまうきながすでのみ捕獲されます。
 てごしゃ(ゾウリエビ)と似ていますが、肉厚で食べ応えがあることと、その希少性から値段はてごしゃの2倍以上します(モノによってはイセエビより高価)。
 料理法はイセエビと同じで、刺身、みそ汁、塩茹、BBQ丸焼きがあります。
2008.08.25 いびとり(3)
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いびとり】 イセエビ漁(漁業)
 イセエビは岩礁地の割れ目や珊瑚の隙間等の”いびんす(エビの巣)”と呼ばれる決まった場所に住み着いいています。
イセエビ漁は”いび網”とよばれる小型の網で絡め捕る刺網漁と、”いびばさみ”(エビ鋏)や”がぎ”(鈎)で捕獲する夜間電灯潜漁がありますが、兄ょは潮や天候にあわせて両方を使い分けます(前出)。
 電灯潜漁では、お尻から穴に入っているエビに正面から向かい合い、ライトを直接当てないよう、また触覚に触れないよう注意しながらいびばさみで縦にはさみ穴から引き出します。
 いびばさみは一度挟んだは絶対逃がさないスグレモノです。

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 がぎ(鈎)でエビを捕る際は、腹の下にそっとがぎを差し込み腹に引っ掛けて捕まえます。
 エビ用のがぎはタコ用のそれと異なり掛かりが鋭角に曲がっています(タコ用は曲線)。
 がぎの角度によってエビの掛かり異なるので、漁師はそれぞれ工夫を凝らしてがぎを作ります。
 独自のがぎを他人に見られたくないので、漁が終わると必ず自宅へ持ち帰り厳重に保管したそうです。
2008.08.23 おやごばま
oyago01【おやごばま】 親川浜(地名)
 親川浜は親川崎の東側に位置しており、きれいな沢、十分なスペースの砂浜、波を防ぐリーフがあるので休憩ポイントとしてよく上陸します。
 国直の対岸にありながら、海岸からは人工の灯りが見えないためリアルな無人島感がありキャンプ地としても最適です。
 なにより、兄ょが最も多く一人追込漁をしている場所です。

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 親川浜の中央に流れ落ちる沢にはタナガ(川エビ)がうじゃうじゃいるので、夏には船でタナガ捕りに行きます。
 数年前に沢の上流に土捨場が造成され水質悪化が懸念されましたが、今のところ影響は見られないのでひとまず安心しています。
2008.08.21 いびとり(2)
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いびとり】 イセエビ漁(漁業)
 共同漁業権行使規則等により、いびとりに関する規制は大まかに次の三つがあります。
 1 権利を有する者:個人である組合員であって村に住所を有する者
 2 体長等の制限:目の付根から尾端まで13Cm以上
 3 漁業を営む期間:8月21日から翌年4月30日


 今日8月21日からイセエビ漁が解禁になりました
 南西からのうねりが高く漁をするか迷いましたが、せっかくの解禁日なので湾内の安全そうな場所を選んでエビ網を入れました。
 早朝出勤前に揚網に行くと、大漁とはいえませんが湾内にしてはソコソコの漁果でした。
 野球に例えるなら1回の表、内野ゴロゲッツー崩れの間に1点先制というところか?
 なにより悪天候の中、網を破ることなく回収できただけで十分です
 漁期は始まったばかりなのでボチボチいきます
2008.08.20 くやみ
【くやみ】
 本日10時30分、座安勇オジがお亡くなりになりました。
 享年78歳でした。
 全ての海人に尊敬される伝説の漁師でした。
 勇オジのご冥福を心からお祈り申し上げます。
 なお、告別式は8月22日(金曜日)午後5時30分から墓地前にて行うそうです。
2008.08.19 すず
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【すず】 ダツ(魚名)
 ダツ目・ダツ科・テンジクダツ
 すずは細長い体に長くて硬い顎を持ち、大きいものは体長1.5m以上、直径10Cm以上になります。
 海面近くの表層を回遊し小魚を捕食していますが、夜間は光に反応して突進(ジャンプ)します。
 数ある水中危険生物の中で最も漁師がおそれる魚で、夜間電灯潜漁の際こいつに刺されて命を落とした漁師が多数います。
 水面近くでライトを照らさない事が事故防止の基本ですが、素潜り漁の場合は海面で一定の作業は避けられず、海底が砂地の浅い海域はライトが海底に反射し大変危険な状況になります。
 一度興奮してジャンプするとしばらくは気前がなくなるので、兄ょは潜る前にわざと周辺を照らして跳ねらせます(もちろんそれだけで油断はできません)。
 今月21日からイセエビ漁が解禁となりますが、お盆明けはすずが活発に活動し始める危険な時期です。
 いびとりの際は細心の注意が必要です。トートガナシ。トートガナシ。


 奄美まつりの舟漕競争で悲願の初優勝を果たした朝仁進興業は、練習中に舟上の漕ぎ手にダツが飛んできて刺さる事故があったそうです。
 舟には照明や航海灯を灯けてなかったとのことで、おそらく櫂の波紋に反射した月光にダツが反応したのでしょう。
 胸から腋に貫通し全治1カ月の重傷ですが命に別状がなかったのは不幸中の幸いです。
 ダツに刺される希有な出来事に遭遇した運が、舟こぎ競争の優勝という大きな幸運を引き寄せたのでしょうか?
2008.08.17 がしちわり(2)
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がしちわり】 ウニ割り(漁業)
 奄美漁協管内におけるウニ漁は7月1日から10月31日まで操業が認められていますが、集落前のウニは体長、実入りともに生育不良のため自主的に禁漁期間を延長し観察してきました。
 例年だとしゅぎわ(波打ち際)に藻が生えてまるまる肥えたウニが採れるのですが、今年は全く藻が見あたらず当然ウニも大きくなりませんでした。
 痩せたウニですが、このままでは身が溶ける(ウニが産卵して身がなくなる)ので、今日8月17日にみんなでがしちわりをしました。
 もないしょ(不漁)覚悟の強行突破でした。


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 こんな身の詰まったウニは僅かで、大概は”めらぶのまゆっくゎ(若い女性の細い眉)”の様な身です。
 通常だとコンテナ1箱で2~3本の二合瓶がとれるのですが、今日は割り捨て(身を採取できずに捨てる)ウニが相当発生しました
 漁獲量の増収のためには単純に解禁時期を遅らせるだけでなく、根本的な水質改善(赤土や国直川の汚濁)と藻場の育成が必要だと痛感しました。
 ウニ漁終了後の反省会(飲み方)で「藻場育成のため青壮年団の有志でモズクの養殖をしよう。」という意見もありました。
 一笑に付せる話でなく、一考の余地有りです。
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