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20140104成人式
【ねせ めらべや しまぬ たから】 青年処女はシマの宝(島の諺)
 青年男女はシマ(集落)の宝であるということ。これから子を産み育てて村の繁栄の元になるべき人々だから次代の村をになう大切な世代だ。若い、若いといってあなどってはならぬ。(三上絢子編奄美諸島の諺集成)


 毎年1月4日は村の成人式。今年は29名の“ねせめらべ”(青年男女)の成人を祝った。
 成人式のメインは成人者全員のスピーチタイム。それぞれが現在の生活、将来の夢、両親や地域への感謝など、どれも二十歳の若者とは思えないしっかりとした口調で語ってくれた。そんなスピーチの大トリを務めたのが国直のシンノスケだった(あとから思えば意識的に最後尾に陣取ったのかもしれん)。
 多くの若者が「将来は奄美大島や大和村の役に立ちたい」と述べるなか、シンノスケは「僕は大和村というより国直が大好きです。国直は子供からお年寄りまで家族のように暮らしています。目の前で撮影をしているオサム、会場の外で見守る子供たち、集落の人みんなが僕のことを見守ってくれています。僕は今、鹿児島で革細工の修業をしていますが、将来は必ず国直に帰ってお店を開きたいと思います」と語った。
 シンノスケのあまりにもストレートな言葉に目がウルウるしてしばらくファインダーから目が離せなかった。別れの挨拶もせず風来坊のように出て行ったけど「やっぱりこいつは国直から離れないでいる」そう感じてとても嬉しかった。
 「ねせ めらべや しまぬ たから」じゃ。
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2010.08.09 ゆや つぎつぎ
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【ゆや つぎつぎ】 世は次々(島の諺)
 世の中の変遷や世代交代を表す島の諺で、家庭や地域、職場などで若い世代へ夢を託す期待の言葉ですが、希にいつまでも地位やポストにしがみつく者(・・・!?)への戒めの言葉として用いられることがあります。


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 痛恨のエントリーミスから舟漕競争へ参加ならず、今年の国直海岸は閑散としてちょっぴり残念
 そんな青壮年団の気持を察してか、子どもたちがなにやらたくらんどる
 海岸にテントを立て、看板やテーブル、かき氷機(電気は盗電!)を持ち込んでかき氷屋の開店準備中
 公民館の冷凍庫で氷を作って一杯100円で売る腹づもりらしい
 大人がやった日にや、「保健所の許可は取ったんか?」とか、「道路占用許可はどーしたん!」とつっこまれること間違いないけど、子どもたちの仕業に誰もが黙認
 店を出そうと考えたのもオモロイけど設営から資機材の手配を全部子どもたちだけでしたのはエライ!
 「いらっしゃい~ かき氷いかがですか~」と呼び込む姿は大人顔負け(高校生のシンのリーダーシップとちびっ子たちの団結力に感心しきりど)
 開店祝いにあふぁ鍋(オニダルマオコゼの鍋)をご馳走してやりながら言ってやった。
 「今日はよく頑張った。 だけど君たちこの場所はオジんたちの場所だからよ。 ショバ代として売り上げから焼酎おごりまいど

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【しらんぬ 3回飛ぶぃば 梅雨ぬ 上がりゅん】 シロアリが3回群飛すると梅雨が明ける(季節の諺)
 類似の諺に「アクチぬ花ぬ しぼむぃば 梅雨ぬ 上がりゅん」とか、「ソテツぬ 花ぬ咲きば 梅雨ぬ 上がりゅん」とかもあります。
 島の梅雨時期にはシロアリ(羽アリ)が活発に活動し、大群をなして飛散します。
 海岸線の湿潤な砂地を好むらしく、まさに国直はシロアリの絶好の住処でしょう。
 こいつは集団になると人間の口や鼻や耳、もちろんシャツの中にまで侵入してくる厄介者で、幾度となく海岸でのバーベキューや夕涼を中断して退散させられたことも・・・
 そんなシロアリの飛ぶうっとうしい梅雨も終わり、まもなくティダマンディの夏到来です。


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 梅雨が明けたらガンガン潜るどー
 と行きたいところだけどこれがドモナラズ・・
 実は数カ月前から慢性の副鼻腔炎、いわゆる蓄膿症に罹ってしまた(カッコワル~)
 潜ると頭痛がして、ヒドイ時には水深1mも潜れない惨めな状況に
 「鼻腔が破裂すると失明の危険性がありますよ。」と医者に脅され、しばらくは自粛することに
 そんなことからずーっと海ネタ無し。 ワンの梅雨明けは何時かーい
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【くっかるぬなきてければ、かむぃぬあがりゅん】 季節の諺
 「くっかる(アカショウビン)が鳴きはじめる頃になると、ウミガメが産卵のため海岸に上陸する。」という意味の季節の諺です。
 ウミガメは5~8月の夜間に産卵のため海岸に上陸し、砂浜に50~60センチ程の深さの穴を掘り、100個程の卵を産み落とします。
 ピンポン玉ほどの白い卵は、つい最近までシマンチュのタンパク質の供給源として夏場の食卓を賑わしました。
 沸騰しても固まらない柔らかな殻の一部を噛み切って身をチューチュー吸ったのを憶えています(ザラザラした食感の黄身が美味かった!)。
 以前は多くの人たちが早朝から海岸を散策し、亀の卵を探したものです。
 ウミガメは上陸しても確実に産卵するとは限らず、例え産卵しても数箇所にカモフラージュを施すので卵を探す人々は手に細い1m程の棒を持ち、ウミガメが穴を掘ったと思われる場所を見つけると、”ブスリ、ブスリ”と砂浜に棒を突き刺します。
 お目当ての場所に突き刺すと手ごたえと共に棒には卵と砂がべっとりと絡みつき、容易にお宝を見つけることができました。
 もちろん現在は許可無く亀の卵を掘り起こしたり、持ち帰ったりすることは固く禁じられています。


 「キュルルルー」とアカショウビンの鳴き声が聞こえ始めた5月の朝、「ゆぶぃ かむいぬ たまごなしゃっとー」(昨夜亀が産卵したぞ)と、元ヤクザのタダシ兄から連絡が
 「なん かだろがー!」(兄食べたでしょ)、「あいー かどぅらんどー!」(いやー食べてないよ!)。
 そんなやり取りになったのは兄が自他共に認める大の亀卵好きだから
 以前、青壮年団が海岸で飲んでいる最中にウミガメが上陸し産卵を始めたとき、涙を流しながら卵を産む亀の姿に感動するみんなをよそに兄だけが、「なーっりっくゎ かまちくりり」(少しだけ食べしてくれ)と全員からヒンシュクを買ったことも
 まあ、兄を信じて2ヵ月後、小亀が孵化して海に帰るのを楽しみに待ちましょう ミマモロヤー!

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【なつんくちぬ みっかつづきば てーふ】 夏に東風が三日続けば台風が来る(島の諺)
 低く垂れ込めた雲を押し流す”くち”(東風)が2,3日続き、さらには突風や断続的な雨が降り始めると”てーふ”(台風)が近づいている予兆だと教えてくれる島の諺です。
 シマには風に関する言い伝えが多く残っていますが、なぜか東風に関する諺はマイナスイメージなものばかりで、”くちぬ ながぶきや むんやぶる”(東風が長く吹くと被害を被る)とか、”くちふきゅんときや うなぐぬくゎ たびいじゃすな”(東風が吹くときは娘に旅をさせるな)、さらには”くちぬふきば ちゅんつぶるがで かまちぬやむん”(東風が吹くとされこうべまで頭が痛む)といった不吉なものまであります。
 いずれも、天気予報など無い時代の”おやふじ”(祖先)達が雲の流れや天候をつぶさに観察するなかで、自然に対する畏敬の念から生まれた俚諺でしょう。


”じゅうがつぬてーふや やーくら とーしゅん”(10月の台風は家倉倒す)と恐れられる晩秋の大型台風が南方海上を北上し南西諸島を窺っています。
 次々と荒波の押し寄せる太平洋側とは対照的に、背後を山に囲まれた国直の海は不気味なほど静寂に包まれています。
 猛烈な台風18号はどうやら接近しそうなので早めに船や家の周りを養生せんば・・・とーとがなしどー。
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【うなぐぬくわや ふぃりんむぃから むりてぃいきゅん】
 女の子は畳の縁の間からでも漏れていく(島の諺)
 来月、和夫オジの孫娘nag夫婦が国直海岸で結婚披露宴をに行うことに関連して婚姻関係の諺です。
 年頃の娘を持つ親が娘を心配する心境を言い表した言葉で、次の話はそれにまつわる笑い話です。
 名音の川畑豊忠翁と、田畑千秋先生による3部作のひとつ「奄美の暮らしと儀礼」に掲載された話ですが面白すぎて和訳は付けられません


 昔、がーし好きゅん女ぬうたんむんちゅかな。
 にゃ、夜遊びぎゃ行きょち あぶぃろちすぃっば あぶららんだな、女ぬ親の厳しさてぃ 出じららんだな。
 どぅーぬ にゃ 待っちゅんどーちゅん合図や 床下らどぅーぬ物ば ふぃりんむぃから出じゃしゅたむんち。
 あるんちゅきん いんが(男)ぬ ふぃりんむぃから出じゃち待ちゅたっとぅ、女の親ぬ うりば見っきてぃ、「あぶじー まーなん うむぐゎ(里芋)ぬ落てぃとぅっか」ちち、みんじゃっとぅ いんがや驚りんち抜じゃんちゅかな
 がーしゃっと女ぬ親や、「あぶじー、くん うむぐゎや生きじゅんうむぐゎやっばー」ち、言ちゃんむんちゅか
 ・・・あると思います
2009.04.05 いしょめちか
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【いしょめちか】 出漁前の目配せ(島の諺)
 ”やまうば、いしょめちか”と言われ、山へ出かける際は「大きな獲物を獲ってくるから。」と、大法螺を吹いて行くほうが良いが、海へ出る際は決して「まらしてこーえ。」(大漁してきます)等とは言わずに目配せだけで出かけたほうが漁が付くという意味の諺です。


 明日、4月6日は小学校の入学式
 「なまら潜り行きゅんかなん、あちゃぬすぃーむんいゆやこわんていっちゃんかなんよー」(これから潜りに行くから明日のお祝いの吸い物の魚は買わなくていいからね。)と新入生コーキの父ちゃんに
 準備が二重にならないよう気を利かしたつもりでしたが、”いしょめちか”のとおり出漁前に獲物の使い道を手配するのは不吉な予感がしていました・・・
 天候は下り坂なので、しばらく石川で潜ってシケ始めたら湾内に場所を変え漁を続ける計画でした。
 11:00頃には雨が降り始め、風も上がって(北向きにまわって)波が高くなったので錨を揚げ船を走らすと・・・ブルン・ブルン・ブルン・・・エンジントラブル発生です
 「マジかよー」と思いながらも”よほ”(櫓)で漕ぎ出したのですが、船は進むどころかあっというまに海面を流され瀬波に飲み込まれそうな勢い
 あわててマスクとフィンを着けて海に飛び込み船を引っ張るのですが風に押され全然進みません。
 船首に摑まり波間から波頭を見上げると壁のような波が押し寄せてきて3回目の船くぶし(転覆)を覚悟しました(1回目2回目)。
 「この状況で転覆したらカメラと水中銃くらいしか持ち帰れないな。」と弱気な考えがよぎりましたが、必死で泳ぎ湾内へ逃げ込むことができました
 親川崎からは船上へ上がりよほで漕ぎ始めたのですが、足元に転がったペットボトルの燃料を見て思わず「あぁ~!」っと大声が出ました。
 船の船外機はガソリン:オイル=50:1の混合燃料ですが、今日補給した燃料はいつもより濃いオレンジ色で明らかに希釈の濃い燃料、これがエンジントラブルの原因でしょう。
 ○○石油のオジが草刈機と間違って25:1の混合を作ったのでしょうか
 最初は給油ミスに腹が立ちましたが、気づかなかった自分も悪いし、遭難せずに帰ってこれたので恨みっこなしです
 なにより約束どおりコーキに”すぃーむんゆ”(吸物魚)を獲ってこれたしね以後気をつけるベシ
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【ちゅうりぬたましぎきゆっか ぼっとみちゃりまさり】 優れた人一人より凡人三人いる方がよい(島の諺)

 「仕事や話し合いにおいて一人の行動や独断で事を進めるより、複数で仕事を分担し異なる意見を述べ合い解決していくほうがよい結果を得ることができる。」という意味の島の諺です(・・・たぶん)。
 稀に優れたリーダーや優秀な研究者がたった一人で現状を変えるような働きをすることがありますが、日常の生活や仕事で一人でやれることなどそう多くはありません。
 仲間や同僚と目的を共有し合い、力を合わせ働いてこそよい仕事ができると島の先人達が教えています。


 私事で恐縮ですが・・・4月1日付で転職しました。
 一年間お世話になった職場はまさに、「ちゅうりのたましぎきより・・・」の世界で、3人一組で行動するチームワーク優先主義の職場でした。
 村人の生命を守る緊張感と充実感あふれる職場で貴重な経験を積むことができ、いくらか視野が広がった・・・ように思います。
 なにより緩みっぱなしだった体を鍛え直し、ブログを始める心の余裕を持てたことは大きな収穫でした。
 ”ぼっとみちゃり”の皆様一年間お世話になりました。アリガッサマリョータ
 OFDバンザーイ!バンザーイ!バンザーイ!
081224wreath
【せねとらむんのせっくばたらき】 怠け者の節供働き(島の諺)
 普段は怠けているのに、皆が仕事を休む節供の日にわざと忙しそうに働く人を言い当てた言葉で、どちらかというと”毎日しっかり働きなさい”というより、”遊ぶときはみんなと一緒に楽しみなさい”という意味だとに思います。
 島には”せねとらむんの-”(怠け者の)に続く諺がいくつもあり、他に”ふうにむち”(重荷持ち)や”みっかばたらき”(三日働き)、”どーぐけし”(道具壊し)などがあってどれも含蓄があり身に覚えのある言葉です。


 今日12月24日はクリスマスイブ、まさに一年の節供日です
 今年はシゲちゃん家族と合同パーティーをしようとプレゼントや料理(メインはいせえびホイル焼とあばすチゲ鍋!)を準備していたのですが急遽仕事でキャンセルになってしまいました
 常在戦場の職場なので甘えたことは言ってられませんが、「かんべんしてくれよ~ボス。ワンな節供働きどー。」とボヤキのひとつも出てしまいます
 まぁー元々クリスチャンでもないし気持ちを切り替えて仕事に行ってきます
【しぐとぅやいそがしゃんちゅにたんむぃ】 仕事は忙しそうな人に頼め(島の諺)

 「怠けがちな人がのらりくらりと暇そうに仕事をしているのに比べ、優秀な人ほど忙しくてもさらに仕事を請けて素早くこなすので、頼みごとは暇そうな人ではなく忙しそうな人にお願いしなさい。」という意味。
 また転じて、「忙しく仕事を抱えているときは迅速にこなせるが、暇になるとかえってゆっくりしがちなので計画性を持って働きなさい。」という意味もあります。


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 もともと能力が2.3分足らない兄ょですが、後段の意味は胸に突き刺さります
 今週は休日が続いたのですが、飲んだくれて怠惰に過ごしてブログの更新さえ途絶えてました。
 島の冬は季節風が吹き荒れて潜りに行けないので生活習慣が狂いがちです(冬場は軽~く依存症気味の兄ょです)。
 まだあと2日休みがあるので海以外の企画を考えて遊ぼー
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