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2011.09.24 うたかわせ
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【うたかわせ】 唄替わせ(八月踊り)

(唄) 唄替わせ替わせ 節替わせ替わせ ハレ唄の替わればど 節も替わる
    唄替わそ替わそ 節替わそ替わそ ハレ唄の替わればど 節も替わる

(訳) 唄を替えて下さい 節を替えて下さい 唄が替われば 節も替わります
    唄を替えましょう 節を替えましょう 唄を替えれば 節も替わります

 八月踊りの共通歌詞で、踊りを荒しゃげる(テンポアップする)際や踊りを止める際に歌われます(写真は大棚集落の八月踊り)。


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 国直では男性高齢者の減少や後継者の勉強不足から八月踊りの伝承が危うくなり青壮年団を中心に踊りの稽古を行っています。
 当初は近隣集落の歌詞本を持ち込んで稽古を始めたのですが国直のうっちゅ(お年寄り)には全く通じず、遅まきながら国直のハチガツ唄の採歌(聞き取り)も始めました。
 歌詞や節回し、唄の構成を勉強し始め、ちゅんしま(他集落)との比較ができるようになって最近ちょっとした発見がありました。
 ヒギャ唄(西部独特の荒い唄)の色濃く残る今里集落や即興的な楽しい歌詞の多い大金久集落、最も規模が大きく盛り上がる大棚集落、若者たちがハチガツ文化を伝承しようと頑張る思勝集落等どれも個性があって興味深いのですが、何か物足りなさを感じることがあしました。
 それは他の集落では「唄替わせ」を多用しないこと。集落によっては唄替わせを止め唄のみで用い、荒しゃげ(テンポアップ)をあまり行わないところもあったのです。
 国直では歌い始めると何度も唄替わせが歌われ、そのたびにテンポが上がります。そのため踊り始めると数十分踊り続けることに。
 このことを老人クラブの面々に話すと、オジオバ達はあまり意識していなかった様で、のりオジに言わせれば「くんにょりや 唄ぬ いきらさんかなん すにとらしだろ」(国直は唄が少ないから横着したんだろう)というほど。
 しかし荒しゃげは八月踊りの醍醐味だし一番の盛り上がりどころ。
 細々と伝承し、あまり自慢できないとさえ思っていた国直の八月踊りが誇らしく思えてきました。そして、まっこのめらべを始め、国直独自の唄を覚えたいと強く感じたこの頃です。
 クガツクンチ豊年祭まであと一週間。うっちゅもねせんも気張って踊らんばっ!
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20101031borantita01
【いしはらくみきち】 荒れ道を越えて(島唄)

(唄) (ヨハレイー) いもちゃんちゅうど 真実あらめ (イチヤヌカラン ヒルヌカランド)
    石原踏みきち (イヤササ) いもちゃんちゅうど 真実あらめ

(訳) いらして下さった人こそ 真実の友人ですよ
    荒れ道を越えて いらして下さった人こそ真実の友人ですよ

 「一切り朝花節」(ちゅっきゃりあさばなぶし)を始め多くの島唄で唄われる歌詞で、最近ではサーモン&ガーリックの「真実どー!」で若者にも親しまれています。


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 10.20奄美豪雨から11日が経過。
 ライフラインが復旧し、土砂や粗大ゴミの撤去がひと段落した集落だが平穏な暮らしはまだ遠い。
 床下や家屋に流れ込んだ土砂は悪臭を放ち、乾燥すると粉塵となって集落を包み込む。
 重機による撤去作業を終えた今、人々が必要とするのはボランティアによる人海戦術だ。
 復旧作業には、先日の宇検村役場職員を始め鹿児島県警、マングースバスターズ、徳州会病院、名瀬郷友会等々多くの人たちが駆けつけてくれた。
 中には、夜中の3時に電話で、「あひた、ホランテアに行ってもいいしゅかぁ~。」と、明らかに冷やかしと思えた酔っ払いの若者グループが、早朝から現場に出向き黙々と作業をする姿には頭が下がった。
 作業を行う若者達は必死でありながらその顔は笑顔であふれている。
 私達は彼らの苦労を忘れてはいけない。見返りを求めない真実の友情を忘れないだろう。
 「いもちゃんちゅう」こそ真実なのだから。
2010.01.24 うたあしび
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【うたあしび】 唄遊び・(八月踊り)

(唄) 遊ぶ夜の浅さ宵と思めば夜中 鶏歌と思ばにゃ夜明ける
    踊り好きな吾や止(と)めてとめららぬ しまの尻口がり探(と)めて踊ろ

(訳) 歌遊びをする夜の短いこと 宵かと思えばもう夜中 鶏の鳴く頃かと思えばもう夜が明けてしまう
    踊り好きの私を止めようとしても止められません シマのはずれまででも踊りの輪を探して踊ろう

    奄美シマウタへの招待:小川学夫(春苑堂出版)から

 人々が明け方まで踊り楽しんだ様子を唄った八月踊りの歌詞で、島っちゅならずともつづんの音や歌声が聞こえると”ふつふつ”(そわそわ)してきます。


 1月23日土曜日はライブハウスASIVIで”INOO”よ~ちゃんのライブがあり唄遊び大好きなサーファー&フィシャーマン、あーんど密漁組合(なぜか国直の壱子姉も)アシビに集合
 前説(?)で登場した弟ムーチョに「テメー、人前で歌うなら歌詞どころかメロディぐれー覚えて来やがれっ!」とヤジりながらアットホームに開演(でもハワイアンダンスはだったど
 娘一村、裕花のソウルフルな歌声は鳥肌もんで、痴呆症になった大好きなばあちゃんを歌った歌詞、「貴方が私を忘れても私が貴方を憶えているから・・」と歌ったときは涙が止まらんかったどー(年を取ると涙もろくてしょーが無いっちょ)
 そんな素敵なオープニングアクターに盛り上げられ、よ~ちゃん登場
 国直のイメージソング”とうとがなし”をしっとりと、そして”フライフィッシャー”でファンキーに
 ウクレレをボロンボロンしながらのMCと客席からの突っ込みは抜群の一体感だった
 そんな最高潮のステージのなか我んきゃテーブルは異様な盛り上がり途中から相席したギャル2人に集中力が散漫になり「おねーちゃん魚は何が好きなわけー」っとお決まりの口上で口説き始めるヤチローと、「あげー、今日はお持ち帰りどー」と鼻息の荒くなるケンムン兄。
 よ~ちゃんすみょーらん我んきゃテーブル、中央の最前列っちゅーの忘れとった
 「あしび好きな吾や止めてとめららんどー、ゆべや屋仁川の尻口がり探めて踊たっとー。」
2009.12.17 つづん
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【つづん】 鼓(打楽器)
 両面に張った牛革を連結した縄を”つか”と呼ばれる木釘で締めた小型の太鼓で、正確には「つぃづぃん」と発音します。
 島の八月踊りを先導する打楽器で、左手に乗せて右手持った”ばち”(小棒)で叩いてリズムを刻みます。
 国直では女性の列の先頭に立つ熟練者5,6名が叩き、男性が持つことはありません。

 八月踊りの歌詞に度々登場するつづんですが、次の上下の対句は島の各地で最も好んで唄われる歌詞です。

(唄) 打てぃば打ちぶしゃ夜中なる鼓 寄りば寄りぶしゃ加那がお側
    鼓がや打てぃば一里がで響む 我や一里から聞ちど来ゃおたる

(訳) 打てば打つほどに夜鳴りする鼓 寄れば(寄るほどに)寄りたくなる恋人の傍
    鼓を打てば一里までも響く 私も一里向こうから(鼓の音を)聞いて会いに来ました


 つづんは島唄や八月踊りに欠かせない楽器であり、島んちゅの生活に必要不可欠なアイテムです。
 楽器でありながらノロ神の祭事や舟漕競争、運動会、壮行会、結婚式、選挙(?)等々、様々なシチュエーションで島人の心を鼓舞し熱くさせます
 兄ょも遠くからつづんの音が聞こえればじっとしてられません! ウリガシマッチュドー!
2009.12.05 くるだんど
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【くるだんど】 黒ダンド節(島唄)

(唄) 黒だんど 雨乞い願たと 黒だんど
    いきゃるまい 島中のちゅんきゃの いきゃるまい

(訳) 空が黒ずんできたぞ 雨乞いして願ったら空が黒ずんできたぞ 大喜びだ
    大喜びだ 島中の人たちは 大喜びだ

 "くるだんど節"はもともとは日照りの雨乞い唄であったと言われていますが、現在では教訓歌や世相歌など様々な歌詞で唄われ最も島人に愛される唄の一つです。


 昨日はnag家の”くゎーよえ”(出産祝)があって、写真のが生まれたばかりの赤ちゃん、名前は”喜雨”(きう)。
 家族の大反対を押し切ってとーちゃんが付けた肝いりの名前らしく、何でも「日照りの後に降る人々に喜びをもたらす恵みの雨」をイメージして付けた名前だとか
 意味やうつらんば”いきゃるまいー”どー
 ”いきゃるまい 国直のちゅんきゃの いきゃるまい”どー
2009.06.02 かさりんちゅ
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【かさりんちゅ】 カサリンチュ(アーティスト名)
 ヴォーカルでアコースティックギターを弾くタツヒロと、同じくヴォーカルでヒューマンビートボックス(人間太鼓箱?)のコウスケの二人組みユニット。
 奄美市笠利(かさり)町出身なので”カサリンチュ”と名乗っています(多分)。
 結婚式の余興やお祝いなどローカルな場所で活動していた二人ですが、2007年にディ!レコードからCDデビューすると瞬く間に島の若者の心をつかんじゃいました。
 AMAMIというフィールドに閉じ込めておくのはもったいないくらいのパフォーマンスです(かといって島から出て行って欲しくないけどね)。
 そんなカサリンチュの新曲”ファンキーコウウンキ”(曲名も笑)が6/2までitunesで無料ダウンロードできます、というかローカルユニットがitunesで取り上げられるのがスゴイ!
 7月15日にはミニアルバム”sunny day style”が発売されるらしい たのしみじゃ
 ちなみにタツヒロのブログ→ファンキー耕運記、とコウスケのブログ→とっつブログです。


 爽やかな青年ネタに続き恐縮すが・・・写真は”くんにょりんちゅ”(国直人)の二人
 風呂嫌いのススム兄と、病院嫌いのシゲちゃんコンビ
 夕日の沈む頃になると浜に下りてきては即興のメロディを奏でています。
 何でもデビュー曲は「ハブ飲んでGO!」だとか・・・
 これからも二人の動向から目が離せません。

 頼む!ケンゴ、オジんきゃにCD作ってくれ ドォーカシ!
2009.03.08 うんにゃだる
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【うんにゃだる】 島唄名

(唄) うんにゃだるやふりむんじゃ ちこれっくわばはんなげてぃ
    やまとんちゅのとぅじなりが はきなちはしりくらてぃ 

(訳) うんにゃだる(芦徳生まれの女性の名)は馬鹿者だ 乳飲み子を放り投げて
    大和人の妻になるために 赤木名(地名)に行ってしまった

 薩摩の役人の島嫁になろうとする女性をやっかんだ唄ですが、島の歌姫”マリカ☆ミズキ”が唄うと大分イメージが変わります。
 向かい合って唄いながら掌を合わせる仕草は楽しい座敷遊びです。


 今日は中村瑞希とハシケンのアルバム"TSUMUGI"発売記念ライブinアシビ
 笠利出身で民謡日本一に輝いた若手唄者の中村瑞希と、ワイド節のカバーをきっかけに奄美との繋がりが深く”奄美大島観光大使”のハシケンのコラボ
 開演予定の7:00にアシビに入ると瑞希と(兄ょお気に入りの)まりかちゃん二人で”うんにゃだる”が始まるところで、準備運動もそこそこにテンション激ア~ップ
 二人のシックな紬姿に「ハゲー、まりかも瑞希もメラベになったやー」っち、気分は近所の子供の成長を見守るオジさんモード
 ハシケンも、”凛”、”ワイド節”、”美しい島”とナイスなメロディで続くけどアシビではなーんかローカルに感じるのは兄ょだけかい?(身内感マターリ)
 瑞希も、紬→白いワンピース→(アルバムジャケットの)真っ赤なドレスとお色直し
 アンコールでも唄ったTSUMUGIは名曲っちゅうか大作(必聴)。
 帰りの車でリピートしっぱなし いっちゃたっとー
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【しょうがつうた】 正月唄(祝い唄)
 正月のすかんま 床向こてぃ見りば  (正月の朝に 床の間に向かって見れば)
 うらじるとゆじる 祝い美らさ   (ウラジロとユズリハが 正月を祝っているのが美しい)

 奄美で広く唄われる正月祝い唄で、ご存知の方も多いでしょう。
 しかし、次の祝い唄を知っている方はちょっとした奄美通です。

 元日のすかんま 浜に下りて見りば  (正月の朝に 浜に下りて見れば)
 朝糞ぬ左巻き 祝い美らさ   (左巻きの朝糞が 正月を祝っているのが美しい)


 あけましておめでとうございます <(_ _)>
 今日は旧暦の1月1日・元旦です。 元旦早々汚い話ですみょーらん m(-_-)m
 それにしても、う○この形で正月を祝うとは昔の島人はおおらかじゃやー

 ところで、今週末は今年一番の寒波の襲来で海は大シケ・・・毎日毎日、海岸と家を”もなあっき”(収穫のない無駄歩き)べりどー。
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【きゅうのふくらしゃや】 今日の誇らしゃや(慣用句)

 今日の誇らしゃや何時よりむ勝り 何時も今日のごとにあらち給れ
 (今日のこの誇らしさは何時にも勝って素晴らしい 何時も今日のようにあらせて下さい)

 心からあふれ出る喜びや嬉しさを言い表し、歌う人、聞く人をハッピーにさせる歌詞です。
 多くの島唄や八月踊りの曲で歌われる共通歌詞で、すべての島んちゅに愛されやみません。


 「お月さんが笑ってるからお空見てー!」と、スミちゃんからの電話で庭に出ると、三日月と金星と水星?が並んで笑っていました(後でウェブで調べたら右目が金星で左目が木星でした)。
 鮮やかな三日月と宵の明星ですが、”お月様が笑っている”とはさすが高島家のみなさん
 ちょっぴり首をかしげてキラキラ目が光る目とニッコリ微笑む口元は笑顔そのものです。
 天から微笑んで眺める人を癒していました。
 あまりの”誇らしゃ”に焼酎のお湯割をすすりながら、しばらく秋の夜空を見上げました
 ・・・よか晩じゃ
【かとくなべかなぶし】 嘉徳なべ加那節(島唄)

 かどくなぶぃかなや       (嘉徳のなべ加那は)
 いきゃしゃる まれしゅたかや (どんな生まれをしたのか)
 うやに むぃじくまし       (親に水を汲ませて)
 いしゅてぃ あむぃる       (居して水浴びをしている)

 歌詞どおりに読むと、なべ加那は親に水を汲ませて居ながら水浴びをする親不孝な娘と解釈されますが、実は親でさえあがめる神高い女性であったという説が有力です。

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 10月13日月曜日は、アシビの10周年記念イベントのひとつとして元ちとせのライブがありました。
 みんな知っているとおり元ちとせは、大島郡瀬戸内町嘉徳出身の唄者です。
 ちとせのライブを見るのは(メジャーデビュー翌日の)2002.03.07、”伝説の”アシビライブ以来でした。
 7時過ぎに店に着くとすでに開場しており、(当然空席も無いので)一言憲吾に挨拶をしたあと、ドリンクオーダーやトイレも行かずステージ正面のボックス席前の"一等地"にスタンディングで陣取りました。
 いよいよ、9時過ぎにちとせが登場するとあちこちから「おかえりー!」と歓声が上がり、「おがみんしょーらん!」との第一声でライブが始まりました。
 ファンキーなヘアスタイルとキュートなアフリカンダンス、なにより地元でしか見られない”素”の笑顔が可愛いかった 
 5曲目(?)の”甘露”はポップ感溢れる曲で兄ょのお気に入りです。
 我那覇美奈とハシケンと3人で歌ったキャロルキングの”You've Got A Friend"もスゴク良かった
 復帰後にリリースされたアルバムを中心に全11曲を熱唱し、ステージの最後はサモ・ガリの乱入?により六調で盛り上がりました (巷で噂された歌声の変化も大夫回復していて安心しました)
 本当に楽しく、ちとせと憲吾に(アシビに)感謝の夜でした
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