2012.05.20
とらいび

【とらえび】ニシキエビ
エビ目・イセエビ科(2012.05.14湾内水深5m竿釣りにて捕獲)
国直周辺で捕獲されるイセエビ類は、おーいび(シマイセエビ)、はーいび(カノコイセエビ)、ごしきいび(ゴシキエビ)、とらいび(ニシキエビ)の4種類ですが、その中で最も生息数が少なく、最も大きくなる「とらいび」。
湾奥の静穏域、砂泥帯に生息し、以前は刺し網漁で水揚げされました近年は個体数が激減。希に電灯潜りで捕獲されます。大きいものは体長60センチ、重量5キロを超えるモノもあり、その大きさと模様の美しさから剥製にして販売されます。味は「他のイセエビに比べ大味」と言う記載を見かけますが・・・ウソです。ぎっしり詰まった身はプリプリとして濃厚で甘く絶品。大きいサイズはツノ(触角)の先端まで食べることができます。

先日「第1回国直釣り大会」を企画運営しながら自らの釣果はテボに終わった発起人の国直青年団・村上キョウスケ(写真左)。潜り達者な甥っ子のシンノスケにも頭が上がらず肩身の狭い思いをしていたキョウスケが今夜は大物を釣り上げた(実際にはマブダチのトモヒロが釣って本人はタモ入れだけどや)。
4キロオーバーのトラエビを2号竿のハリス4号で釣り上げたのは立派。釣り大会の汚名返上じゃ。さすがかずおオジのまーがじゃヽ(^o^)丿
2012.02.26
みゃくざきつつじ(8)

【みゃくざきつつじ】 タイワンヤマツツジ(樹木名) (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7)
ツツジ科・ツツジ属・常緑低木
ささんと(宮古崎の丘陵部)に自生するタイワンヤマツツジの亜種で、鮮やかな朱色の花が印象的です。
盗掘によって絶滅に瀕しているツツジを復活させようと、国直青壮年団を中心としたメンバーでツツジの植樹と併せて「宮古崎つつじウォーク」を開催しています。
第3回目の今年は3月11日(日)に開催予定。
みなさんもウォーキングと植樹で宮古崎の再生を応援しませんか!
2012.01.18
あかまつ

【あかまつ】ハマダイ・チビキ(魚類名)
スズキ目・フエダイ科・ハマダイ
水深200m~300mのソネと呼ばれる岩礁帯に生息し深海一本釣り漁で捕獲されます。
高値で取り引きされるマチ類の中でも最も高価で、はーじん(スジアラ)、まくぶ(シロクラベラ)とともに奄美大島の三大高級魚です。
半透明の身はしっとりとして柔らかく、まずは刺身で食べることをオススメします。もちろんスープにしても上品で香ばしい出汁がとれます。
あかぼうという名の似たような赤い魚と混獲されますが値段も味も別格で、正月前はキロ当たり3,000円を下りません。優雅に長い尾びれがあかまつの特徴です。
写真は若草丸のただすみオジからいただいた一匹。オヤジが元気な頃は贅沢に食べていましたが買って食べるには勇気がいる魚です。

鮮魚店を名乗りながら開店休業中の当ブログ
せめて漁には出たいのだがそれもままならん
理由はというと・・・副業で新しい店を始めたから

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と雇われ店長
もやってます。遊びに来てください
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・・・もーワケわからん
2012.01.01
あささんごん

【あささんごん】朝三献(正月行事)
奄美大島の正月は家族全員が正装で床の間に正座し、厳粛な雰囲気の中での朝三献から始る。初めにムチヌスィームン(餅の吸い物)、次にサシミ、ウヮーヌスィームン(豚の吸い物)の順番で食す。餅の吸い物には餅、椎茸、昆布、魚、卵が入る。刺身はアカマツ(ハマダイ)などの白身魚が二切れほど。豚の吸い物は塩豚の他、猪や鶏も代用される。食事が済むと、上座についた主人が家族ひとりひとりに「今年も健康で頑張るように」と言葉をかけながら高膳の盃に酒を差し出す。飲み干すとコンブとスルメ(もしくはシイラ)の干物に絡めた干物を両手で授かり一連の儀式は終了する。うやうやしくも身の引き締まる古き良き風習だ。

「ショーガツヤ マージン サンゴン スラスィヨ(正月は三献に同席させてください)」
仕事で使う写真がほしくて正月早々トッカ爺の家にお邪魔した。いとことはいえ自宅以外で三献をいただくのは初めての経験だったが、3世代がそろって卓に向かう姿はほほえましくうらやましくもあった。
トッカ爺が子供、孫の順に三献を付け最後にサヨ婆に酌をする。「クワァー マガヌ セワナランニシ ドゥクサシ クラスィヨ(子や孫の世話にならないように健康ですごしてくださいと)」言葉をかけると、サヨ婆が「ワンナ ナンオケゲド ナマガデ イキラットゥンド アリガッサマリョータ(私は貴方のおかげで今まで暮らせきましたありがとうございます)」と返盃した。恭しい儀式の中にも互いを思いやる二人のやり取りにウルッときてしばらくカメラのファインダーから目を離すことができなかった。

朝三献が済めば青壮年団恒例のやーつきがスタート!(2011年のやーつき 2010年のやーつき 2009年のやーつき)
トネヤのノリおじの家を皮切りに、青壮年団の家にお邪魔し年始のあいさつと各家の家内安全を祈願してまわる。数時間の長丁場だが年始のキトバレ(厄払い)なのでヘロヘロになりながらも全世帯を訪問。毎年ながらの苦行だ(@_@;)
いつもと変わらない(酒浸りの)国直の正月を迎えています。開店休業の本店ですが今年もご愛顧願います m(__)m
2011.12.20
くんにょりハッピーフォーエバー(8)

【くんにょり ハッピー フォーエバー】 厄払い(集落行事) 08年→(1) (2) 09年→(3) (4) 10年→(5) (6) 11年→(7)
2008年、集落で不幸が続いたため盛大にキトバレ(厄払い)をしようと青壮年団が企画し始まったのが”くんにょりハッピーフォーエバー”。今年は悔みが重なって12月18日に開催。キトバレというよりは集落の忘年会的意味合いも。

恒例の借り物競争は左から、「中村荘のオバ」(ヤス姉とユウハ)、「ウニ盗り3人娘」(サヨ、ヤス、マサと文哉)、「ハゲオジ」(明日海とマーオジ)、「新婚さん」(カズトヨ兄とリホコ)、「友蔵さん」(スミちゃんとシゲちゃん)、「今日一番忙しい人」(リーと文哉)、「実行委員長」(マサルとナグ)。ためだめ ありがっさまりょ~た

2011.12.09
くんにょりハッピーフォーエバー(7)

【くんにょり ハッピー フォーエバー】 厄払い(集落行事) 08年→(1) (2) 09年→(3) (4) 10年→(5) (6)
2008年、集落で不幸が続いたため盛大にキトバレ(厄払い)をしようと青壮年団が企画し始まったのが”くんにょりハッピーフォーエバー”。今年は12月18日に開催決定!もちろん集落民以外の参加も大歓迎!今年最後の祭りをまーじんゆらいましょう。

「今年のメイン料理はユージ兄から貰ったシシの丸焼きにしましょう
」と青年団長のNagからナイスな提案
「ワタをひらくの手伝ってくれます?」と頼まれたんでもちろん二つ返事で扱いに向かった
「シシやだーよ」(イノシシは何処?)と尋ねると「リーさんと二人で先に扱ってます」と見せたのが上の写真。
「あぶじー!直良アニのシシに比べればうりやマヤ(猫)どー!いゃーきゃユージ兄にすらったやー!」(そんな猫の様な小さいイノシシを貰って、君たちユージ兄にやられちゃったね)

2011.11.22
なおりょうアニ

【なおりょうアニ】 元直良(65歳)
顔バンドがトレードマークの直良兄。兄を知らないカリシャ(狩猟者)はモグリと言われるほどの島一番のシシトリャ(イノシシ獲り名人)だ。
島のイノシシ猟は猟銃とワナの2種類だが(以前は落とし穴猟も行われていた)直良兄は跳ね上げ罠猟でシシ(リュウキュウイノシシ)を獲る。跳ね上げ罠猟とはシシの通り道に穴を掘り、うんしゅぎ(バネ木)につないだワイヤー輪を設置。穴はニンギョウと呼ばれる踏み板で蓋をする。シシがニンギョウを踏むとうんしゅぎが跳ね上がりシシの足をくくる仕組みだ。直良兄は罠の設置場所でシシのどの足がくくられるかわかるという。
山とシシの習性を熟知する直良兄は他のシシトリャとは桁違いのシシをくくる(獲る)。しかし兄がさらに凄いのは獲ったシシの解体技術だ。シシは必ず生きたまま持ち帰りマキを打つ(シメる)。丁寧に皮を剥ぎ、細心の注意を払ってワタを取り出す。手際よく身から骨を抜く包丁さばきは名人芸だ。兄のさばいたナマギム(生レバー)は匂いがなくねっとりして最高に旨い。

頑固で変わり者の直良兄だが一度親しくなるとどこまでも面倒をみる真っ直ぐな男
先日も「いゃーや なんてぃ じゅーまつり すろや」(お前の家で猟祭りしようか)と大量のシシ肉と生肝を持ってきたのでみんなを呼んで大宴会に
翌日お礼を言おうと
を入れると「だいばんぬ かあたんかなん かためが こんな」(大物が掛かったので担ぎにこないか)との命令。
を持って山に走ると百斤(60キロ)オーバーの超大物
がゴーゴー唸っとった。宇検のミノル兄親子と3人でやっとかっと(どうにかこうにか)引き上げたけど、軽トラの横幅いっぱいの風体は圧巻
期せずして二日連続の「じゅーまつり」(大猟祝い)になった。ナマギムと焼酎、直良兄のシシ話
で大盛り上がりどー
2011.10.05
くがつくんち(5)

【くがつくんち】 九月九日(豊年祭) (1) (2) (3) (4)
一年の農作物の収穫を祝うと共に集落の無病息災に感謝する行事で、奉納相撲や余興、八月踊りで楽しむ国直集落最大のイベントです。
テラシキでの水汲みと祈願から始まり、「イヤヨイヤー!」「ヨイヤー!ヨイヤー!」と威勢よく叫びながら行進するフリダシで土俵へ向かいます。
相撲は前相撲と呼ばれる青年団2名の取り組みから始まり、個人戦や集落対抗戦、兄弟親子相撲、乳幼児の初土俵入りなど様々な対戦が行われます。取り組みの中頃になると中入りと呼ばれる周回があり、料理を手にした力士や仮装した婦人会や老人クラブが参加し滑稽なしぐさに観客から歓声があがります。
相撲の合間には島唄やダンス、舞踊などが披露され余興で祭りを盛り上げます。
以前は旧暦の9月9日に行われていましたが、現在は運営の都合から直前の日曜日に開催しています。

① テラシキでの祈願
塩と酒をお供えし2拍1礼で五穀豊穣と無病息災を祈願します。② 2才の喜雨から47才のユキナリ兄まで力士たちの真剣勝負
が繰り広げられます。③ 相撲の合間の中入り。
チカラウバン(握り飯)や料理を持って土俵を回ります。④ 毎年クガツクンチに駆けつけてくれる浜川昇オジ。本場での国直米姉は大盛り上がり。みんなで合唱

⑤ 相撲の最後は3人抜き。画像は見事な負けっぷりのシゲ兄(でも今年は1勝したド
)。⑥ 一日の取り組みが終わると「イヤヨーイヤー」の掛け声で土俵を上げ(閉め)ます。
⑦ 幼児・児童のダンス
ことしはチンダラ節で爺じや婆ばを喜ばせました。⑧ 婦人会の「レディガガガ相撲」。みかこ姉張り切りすぎ~
祭りの最後は八月踊り。練習の成果を発揮しようと青壮年団全員大声で唄いました

でも、、まっこのめらべの掛け合いは去年に続きオバ達に完敗

2011.09.24
うたかわせ

【うたかわせ】 唄替わせ(八月踊り)
(唄) 唄替わせ替わせ 節替わせ替わせ ハレ唄の替わればど 節も替わる
唄替わそ替わそ 節替わそ替わそ ハレ唄の替わればど 節も替わる
(訳) 唄を替えて下さい 節を替えて下さい 唄が替われば 節も替わります
唄を替えましょう 節を替えましょう 唄を替えれば 節も替わります
八月踊りの共通歌詞で、踊りを荒しゃげる(テンポアップする)際や踊りを止める際に歌われます(写真は大棚集落の八月踊り)。

国直では男性高齢者の減少や後継者の勉強不足から八月踊りの伝承が危うくなり青壮年団を中心に踊りの稽古を行っています。
当初は近隣集落の歌詞本を持ち込んで稽古を始めたのですが国直のうっちゅ(お年寄り)には全く通じず、遅まきながら国直のハチガツ唄の採歌(聞き取り)も始めました。
歌詞や節回し、唄の構成を勉強し始め、ちゅんしま(他集落)との比較ができるようになって最近ちょっとした発見がありました。
ヒギャ唄(西部独特の荒い唄)の色濃く残る今里集落や即興的な楽しい歌詞の多い大金久集落、最も規模が大きく盛り上がる大棚集落、若者たちがハチガツ文化を伝承しようと頑張る思勝集落等どれも個性があって興味深いのですが、何か物足りなさを感じることがあしました。
それは他の集落では「唄替わせ」を多用しないこと。集落によっては唄替わせを止め唄のみで用い、荒しゃげ(テンポアップ)をあまり行わないところもあったのです。
国直では歌い始めると何度も唄替わせが歌われ、そのたびにテンポが上がります。そのため踊り始めると数十分踊り続けることに。
このことを老人クラブの面々に話すと、オジオバ達はあまり意識していなかった様で、のりオジに言わせれば「くんにょりや 唄ぬ いきらさんかなん すにとらしだろ」(国直は唄が少ないから横着したんだろう)というほど。
しかし荒しゃげは八月踊りの醍醐味だし一番の盛り上がりどころ。
細々と伝承し、あまり自慢できないとさえ思っていた国直の八月踊りが誇らしく思えてきました。そして、まっこのめらべを始め、国直独自の唄を覚えたいと強く感じたこの頃です。
クガツクンチ豊年祭まであと一週間。うっちゅもねせんも気張って踊らんばっ!
2011.08.14
ふなしゅぶ(6)

【ふなしゅぶ】 舟漕ぎ競争(夏祭り) (1) (2) (3) (4) (5)
奄美大島では夏になると各地の祭りで”ふなしゅぶ”(舟勝負)が開催されます。
ふなしゅぶは6人の漕手と舵取、笛手の計8人があいのこと呼ばれる木造舟に乗り込み、4・5艇で片道150~200m先に設置されたブイを往復し競う競争です。
たかだか小舟のレースですが漕手たちは地域の誇りと名誉のために数ヶ月前から練習を重ね、関係者もチヂン(島太鼓)を打ち鳴らし必死に応援します。
ふなしゅぶは漕手と応援者、すべてが一致団結して熱く燃え上がる伝統競技です。
8月13日に行われた舟漕競争の最高峰レース第48回奄美まつりは根瀬部町内会が優勝。群島一の栄光を手にしました。
「集落のみなさん今晩は。青壮年団から本日行われた奄美まつり舟漕ぎ競争の結果についてお知らせいたします。・・・」
今年の奄美まつり舟漕ぎ競争はお盆の中日で多くの集落民が応援にこれなかったため、結果を報告しようと集落放送のマイクを握った。
「これまで多くの皆様からご声援やお心遣いを頂いてきましたが、国直青年団は1回戦で敗退いたしました。伝統ある国直集落の舟漕ぎの歴史を汚してしまい申し訳ございません。しかしながら、私達青壮年団は舟漕競争を通じ、一致団結して活動を続けて参ります。これからも変わらぬご指導ご声援を下さいますようお願いいたします。本日は応援ありがとうございました。」
声が詰まりそうになるのをこらえ、涙声になりそうなのを我慢してどうにか放送した。
一回戦敗退という言い訳無用の結果に悔しく、申し訳ない気持でいっぱいだった。
悔しいのは兄ょだけじゃなく、夜の打ち上げでくしゃくしゃに泣きながら反省の弁を述べる若者もいた。
彼らが語ったのは、「もちろん自分も頑張るけど、今回練習に参加しなかった若者を誘って仲間をふやしたい。」ということ。技術や体力だけでなく精神的にも成長を感じた。
今日は完敗だったけど取り組んできたことは大成功だったはずだ。
彼ら若者に強豪復活の夢を託してこれからも応援していきたい。もちろん現役続行ドー!







